タンパベイ・レイズは9日(日本時間10日)、レッズからFAになっていたニック・マルティネス(35)と1年1300万ドル(…

タンパベイ・レイズは9日(日本時間10日)、レッズからFAになっていたニック・マルティネス(35)と1年1300万ドル(約20億円)で契約合意したと複数の関係者が明かした。2027年の相互オプションも含まれる。契約額は指名打者ヤンディ・ディアス(1200万ドル)を上回り、レイズの2026年シーズンでチーム最高給となる。日本ハム、ソフトバンクでの実績を引っ提げてMLBに復帰し、先発・リリーフ両方をこなす貴重な戦力として評価を高めた右腕が新天地での挑戦に臨む。

【画像】ニック・マルティネスがレイズと契約合意!

レッズでの2年間

マルティネスは2024年シーズン開幕前、パドレスからFAとなりレッズと2年総額2600万ドルで契約。初年度の2024年は42試合(先発16)に登板し、10勝7敗、防御率3.10、116三振を記録した。チーム最多の10勝を挙げ、先発・リリーフの両役割で貢献。

2024年オフ、契約の2年目をオプトアウトしてFAとなったが、レッズからクオリファイング・オファー(QO、1年2105万ドル)を受諾し残留を決断。昨オフにQOを受諾した唯一の選手となった。

2025年は40試合(先発26)で11勝14敗、防御率4.45を記録。自己最多となる165回2/3を投げ、イニングイーターとしての価値を示した。

先発・救援両方で実績

マルティネスの最大の武器は、先発・リリーフどちらでも一定以上のパフォーマンスを発揮できる柔軟性だ。フォーシーム、スライダー、チェンジアップ、カーブ、カットボールなど多彩な球種を操る。

レイズのケビン・キャッシュ監督は「彼は一流の人格を持ち、どんな役割でも利他的な行動力を持っている。先発投手として重要なイニングを投げてくれることを期待している」とコメント。レイズは怪我から復帰するエースのシェーン・マクラナハン、オールスター右腕ドリュー・ラスムッセン、今オフに獲得したスティーブン・マッツらを擁するが、さらなるローテーションの厚みを求めていた。

日本での経験が礎に

マルティネスは2018年に日本ハム、2021年にソフトバンクでプレー。特にソフトバンクでは9勝4敗、防御率1.60という圧倒的な成績を残し、月間MVPも受賞した。

2021年には東京オリンピックのアメリカ代表に選出され、決勝の日本戦で先発登板。チームは銀メダルを獲得した。

2022年にパドレスと契約してMLB復帰。同年には先発10試合以上、ホールド4以上、セーブ8以上を記録し、先発・リリーフ両方をこなす起用で注目を集めるなど、柔軟な起用法が話題となった。

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レイズの開幕時予想年俸総額は8000万ドル(約124億円)を超える見込み。35歳のベテラン右腕が、新天地でどのような活躍を見せるか注目だ。