WBC日本代表の日本ハム北山亘基投手(26)が10日、キャンプ地の沖縄・名護で今季初の実戦形式のライブBPに登板した。2…
WBC日本代表の日本ハム北山亘基投手(26)が10日、キャンプ地の沖縄・名護で今季初の実戦形式のライブBPに登板した。2イニング想定で水野、万波、矢沢、カストロと2打席ずつ計8打者と対戦。36球を投げ、最速は「155ぐらい。(平均でも)真っすぐは150を超えていたと思います」。早くも自己最速にあと2キロに迫り、安打性は1本のみで4奪三振。順調な調整ぶりを披露した。
対戦した打者陣から直球が「手元ですごい伸びてくる」と言ってもらった。浮き上がってくる軌道はオフから「目指していたもの」。投球練習前も少し助走を付けるように勢いを付けて捕手へ投げ込むことが今のルーティン。ロスなくボールに力を伝えきる体重移動などを体に染み込ませるためで、この日も「力感と(球速)のギャップが大きくなってきた」。無理せず高出力を出せるから、この時期で155キロを出せた。
さらに対戦した打者陣から「吹き上がるような軌道。差し込んでくる」と絶賛されたのはカットボールだ。WBC球へも対応しながら質の高い直球を磨く中で、進化を遂げていた。打者の手元で落ちながら曲がる軌道が一般的だが、北山がWBC球で投げるカットボールは「上がりながら曲がる。“ライズカット”的な軌道」。ボールの下をくぐるようなスイング軌道にさせており、WBC本番でも使える手応えを得た。
“イニング間”にはあえてキャッチボールもせず、その間にライブBPを行った伊藤の投球を見守っていた。「おそらく国際大会はできないんで、それに合わせたけど問題なくいけた」とシミュレーションも完璧。決してWBCに合わせた早めの調整ではない中でも「全然いい」と自信がみなぎる。14日から始まる宮崎合宿以降で、状態をさらに高めていくだけだ。【木下大輔】