ミラノ・コルティナ五輪第4日の9日、スノーボード女子ビッグエア決勝で村瀬心椛(21、TOKIOインカラミ)が金メダルを獲…

ミラノ・コルティナ五輪第4日の9日、スノーボード女子ビッグエア決勝で村瀬心椛(21、TOKIOインカラミ)が金メダルを獲得した。日本女子のスノーボード種目で五輪金メダリストが誕生したのは初めて。前日の男子ビッグエアに続き、日本勢が男女で頂点に立つ歴史的快挙となった。

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最終3回目で大技決め逆転V

村瀬は1回目からバックサイドトリプルコーク1440を決め、89.75点でトップに立った。高さとスタイルを兼ね備えた完成度の高いジャンプ。しかし2回目は72.00点と得点を伸ばせず、暫定2位に後退する。

勝負の3回目。金メダルへ大技の成功が不可欠な状況で、村瀬はフロントサイドトリプルコーク1440に挑んだ。完璧にメイクし89.25点をマーク。逆転で頂点に立った瞬間、村瀬は頭を抱えて涙を流した。金メダルが確定すると、各国選手が駆け寄り祝福の胴上げで歓喜を分かち合った。

「もう昔から、小学生の頃から夢見てた日。それが今日叶った」。表彰台で村瀬は感極まった表情を見せた。

北京銅から4年で夢実現

北京五輪で銅メダルを獲得した当時、村瀬は17歳3カ月。冬季五輪日本女子最年少メダリストとなった。あれから4年の成長の軌跡がこの金メダルに結実した形だ。

2025年の世界選手権で初優勝を果たし、今年1月の冬季Xゲームも2大会ぶりに制覇。予選後のインタビューでは、同い年で金メダルを獲得した木村葵来に「尊敬でしかない」と刺激を受けた様子を見せていた。小学生の頃から「五輪で金メダルを取る」と公言し続けた夢が、21歳で実現した。

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岩渕は11位 男女でビッグエア制覇

3大会連続出場の岩渕麗楽(24、BURTON)は11位。過去2大会で4位と表彰台まであと一歩に迫りながら、今回も届かなかった。1回目に82.75点をマークしたが、2回目と3回目は転倒。「3度目の正直」はならなかった。

初出場の鈴木萌々(18、キララクエスト)は6位入賞、深田茉莉(19、YAMAZEN)は9位だった。銀メダルはゾイ・サドフスキー・シノット(ニュージーランド)、銅メダルはユ・スンウン(韓国)が獲得。

前日の男子ビッグエアで木村葵来が金、木俣椋真が銀を獲得しており、日本勢は男女ともビッグエアを制覇。スノーボード王国としての地位を世界に示す大会となった。