◆第66回きさらぎ賞・G3(2月10日、京都競馬場・芝1800メートル、良) 春のクラシック戦線を占う3歳重賞は、積雪の…

◆第66回きさらぎ賞・G3(2月10日、京都競馬場・芝1800メートル、良)

 春のクラシック戦線を占う3歳重賞は、積雪のため8日から10日にスライドして行われ、2番人気のエムズビギン(牡3歳、栗東・友道康夫厩舎、父キタサンブラック)は頭差の2着に終わった。2024年のセレクト1歳セールでは5億9000万円で落札されており、国内市場で取引された歴代最高額のJRA重賞制覇を狙ったが、持ち越しとなった。

 母デルフィニア2は欧州G1で2着が2度あり、祖母も欧州G1勝ち馬。昨年のシンザン記念を勝ったリラエンブレムを兄に持つキタサンブラック産駒。今回と同じ舞台のデビュー戦こそ2着だったが、昨年11月の東京での未勝利戦を、出遅れながら上がり最速タイの末脚で完勝。スペシャルウィーク、ネオユニヴァース、サトノダイヤモンドなど数々の名馬が歩んだ出世レースに臨んでいた。

 勝ったのは1番人気でトール・ハマーハンセン騎手騎乗のゾロアストロ(牡3歳、美浦・宮田敬介厩舎、父モーリス)で、勝ちタイムは1分48秒0。

 4番人気で藤岡佑介騎手のラフターラインズ(牝3歳、美浦・小笠倫弘厩舎、父アルアイン)がさらに鼻差の3着だった。

 川田将雅騎手(エムズビギン=2着)「ゲートをよく我慢して、道中もよく我慢してくれました。成長は見せてくれましたが、勝ち切るところまではいけませんでした」

 友道調教師(エムズビギン=2着)「残念でした。まだ緩いところもありますし、着差が着差だけになんとか2着は取れたんで、賞金は積めました。今後は馬の状態を見て皐月賞もボーダーを見ながら考えていきたいです」

 藤岡佑介騎手(ラフターラインズ=3着)「ゲートは中間も練習していたんですけどね。今日は装鞍所からテンションが高かったと聞いていましたし、気をつけていたけど待たされた分もあって今までで一番悪いスタートでした。道中もテンションが高かったですし、なだめながら。切り替えてからはしっかり脚をためる形で、最後はあの脚を使えるんだから能力は相当ありますね。精神的な成長がほしいです」

 浜中俊騎手(コレオシークエンス=4着)「新馬もそうでしたけどスタートが速いですね。ポンッと出ちゃったんで、調教でも感じていましたが折り合いもまだ難しいところがありますし、外から気分良く行かせました。5着馬を抜いた後にもう一度後続に抜かれてから、最後は物見してしまいました。調教で感じたポテンシャルの高さは競馬でも感じました。まだ2戦目ですが、よく走ってくれました」

 

 吉村誠之助(ストームゲイル=5着)「馬は良さそうでした。乗りやすくてこれといった癖もない。今回はいい競馬をしてくれたと思います」