なぜ? どうして? これを知ればミラノ・コルティナオリンピック(五輪)の観戦がもっと楽しくなる。今回はフリースタイルスキ…

なぜ? どうして? これを知ればミラノ・コルティナオリンピック(五輪)の観戦がもっと楽しくなる。今回はフリースタイルスキー・モーグルの採点基準について解説します。

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雪のコブが配置された斜面を滑り降り、ターンやエアの技術、スピードを競うモーグル。1本の試技は「ターン」「エア」「スピード」の3要素の100点満点で評価される。

さっそうと滑り降り、鮮やかなジャンプ(エア)を決める。スピードやエアに注目されがちだが、2つの採点配分は全体でともに最大20点。ただ、速く滑って派手な技を決めればいいものではない。

最も採点配分を占めるのが、最大60点のターンだ。コブに対して高速かつ正確な弧を描きながら滑り降りる技術が求められる。高得点を得るには、不規則なコースでも安定した滑りを維持しながら、スムーズな技術力とダイナミックな表現力が必要とされる。

コース中の専用ジャンプ台を使って2度の跳躍演技を行うエアは、技の難易度、ジャンプの高さ、完成度、着地が主な評価項目となる。バランスを崩して着地をすれば減点対象となる。

スピードは、フィニッシュラインまでのタイムが基準タイムと比較され、上回れば上回るほど高得点が期待できる。しかし、スピードを出しすぎれば、ターンとエアにも影響が出るため、バランスが求められる。