<ミラノ・コルティナオリンピック(五輪):アイスホッケー・ドイツ2―1フランス◇女子1次リーグB組◇9日(日本時間10日…

<ミラノ・コルティナオリンピック(五輪):アイスホッケー・ドイツ2―1フランス◇女子1次リーグB組◇9日(日本時間10日)◇ミラノ・ロー・アリーナ

【ミラノ=木下淳】女子日本代表「スマイルジャパン」(世界ランキング8位)が1次リーグ敗退を免れた。開催国イタリア(同18位)との第3戦を2-3で落として2連敗。1勝2敗の4位に転落した後の試合で、ドイツ(9位)がフランス(15位)に60分以内で勝てば、全3勝で首位のスウェーデンと、直接対決で敗れているイタリアとドイツを上回れなくなるため敗退となったが、ドイツが1-0の第3ピリオドにフランスに追いつかれて、勝ち切れなかった。

その後、延長戦でドイツが勝利したものの、日本が準々決勝に進出できるB組3位以上の可能性が残った。初メダルの夢へ、最終のスウェーデン戦(10日)に逆転突破の望みをかける。格上に対し、日本は60分以内で勝った上で、イタリアがドイツを60分以内で破る必要がある。

前日の日本は、いきなり第1ピリオド(P)でイタリアに2失点。浮田留衣が強烈なショットで1点を返したものの、味方同士の交錯から痛い3点目を献上した。志賀紅音のビデオ判定ゴール「アカネの1ミリ」で1点差に詰めたが、あと1点が遠かった。

相手はランキング下位ながら、完全アウェーの上、強国カナダからの国籍変更選手も加わっていた。シュート数こそ上回ったが、劣勢の時間が長く。主将の小池詩織は「力不足だった」と声を詰まらせた。19歳の佐藤虹羽は「最後まで諦めずに戦ったけど…悔しい」と涙を流し、飯塚祐司監督も「本当に苦しい展開。世界の成長スピードの方が速い」と感服した。

世界ランキングでA、B組5チームずつに分かれている女子で、日本はランク下位のB組に入った。準々決勝にはA組の全5チームとB組の上位3チームが進める中、初戦でフランスを3-2で破って幸先よく発進したが、第2戦のドイツに2-5で完敗。絶対に負けられない3戦目も落とした。ただ、可能性は残った。

日本は、自国開催だった98年の長野五輪に初参加。その後は出場権を獲得できなかったが、14年ソチ五輪で扉をこじ開けてから3大会連続で出場。18年平昌大会で初勝利を挙げ、前回22年の北京五輪では組1位になって初の準々決勝進出。今回は2大会連続ベスト8からの、さらに上の景色をうかがっており、いちるの望みがつながった。

小池も、ドイツ戦の前に「(スウェーデンは)1次リーグで一番強い相手かなと感じていて。でも自分たちが今、持っているものを全てぶつければ、勝つチャンスっていうのは十分にあるのかな。今日、反省するところは反省して、明日(10日)試合なので、もう前を向くしかないと思うので、声かけながら、コミュニケーションを取りながら戦いたい」と諦めていなかった。

1次リーグ<B組>順位表

(1)スウェーデン 勝ち点9 3勝0敗

(2)イタリア 勝ち点6 2勝1敗

(3)ドイツ 勝ち点5 2勝1敗

(4)日本 勝ち点3 1勝2敗

(5)フランス 勝ち点0 0勝4敗