村瀬は北京大会の銅メダルに続き、金メダルと快挙を達成した(C)Getty Images 快挙が人々の心を揺さぶった。 ミ…

村瀬は北京大会の銅メダルに続き、金メダルと快挙を達成した(C)Getty Images

 快挙が人々の心を揺さぶった。

 ミラノ・コルティナ五輪、現地時間2月9日に行われたスノーボード女子ビッグエア決勝で21歳、日本の村瀬心椛(むらせここも)が逆転で金メダルを獲得した。

【動画】こんな滑りある?山中の川をスノーボードで村瀬が軽やかに滑る実際のシーン

 村瀬は1回目でいきなり縦3回転、横に4回転回る大技「バックサイドトリプルコーク1440」を成功させ、89.75でトップに立つ。2回目は記録を伸ばせなかったが、勝負の3回目で「フロントサイドトリプルコーク1440」の大技を決め、89.25をマーク。五輪の大舞台で会心の出来栄えの滑りを披露、得点が出る前から目から涙が流れた。この演技でトップに立ち、自身初の金メダルを獲得。

 22年北京五輪のビッグエアで銅メダルを獲得したときは17歳、さらに21歳で金メダルと着実に階段を上がってきた。

 岐阜出身の村瀬は幼少期からスノーボードを始め、10代から冬季Xゲーム、W杯など様々な世界大会で受賞経験を持つ世界的トップライダーとして知られる。

 一方で若い女性らしく、おしゃれにもこだわり、大技の「見え方」にも気を配り、SNSでも発信とスノーボード人気普及のためにも尽力してきたことで知られる。

 また今大会で繰り出した大技を磨くための“原点”にも注目が高まっている。

 金メダル獲得直後の2月10日に放送された「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系列)では村瀬の金メダル獲得の快挙を特集。

 同番組に出演した女性プロスノーボーダーの田中幸さんは大技には欠かせない技術に「バックカントリーで培った体幹が生きている」とコメントする場面があった。

 バックカントリーとはスキー場などの管理されたエリア以外の自然のままの地形を滑ることを指す。村瀬は日頃からあえて過酷な環境での練習も課していることで、大技に必要な体幹なども鍛えられているとした。

 実際に村瀬のインスタグラムでもバックカントリー練習時の映像が公開されているが、段差のついた山中を滑り降りて、そのまま山中に流れる川もスノーボードで滑走という、まるで映画のワンシーンのような金メダリストならではの技術の高さを示している。

 この映像がテレビでも流れるとネットでも「水の上滑ってたやん!」「かっこよすぎ」と反響が拡がっている。ほかにも選手のインスタグラムにもフォロワーの間から「おめでとうございます、感動しかないです」という声が上がるなど、祝福ムード一色となっている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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