◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽フィギュアスケート(9日、ミラノ・アイススケートアリーナ) 【ミラノ(イタリア)9日=大谷翔…
◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽フィギュアスケート(9日、ミラノ・アイススケートアリーナ)
【ミラノ(イタリア)9日=大谷翔太】 8日に行われた団体表彰式で、表彰台の表面が各国選手のスケート靴の刃を傷つけた問題で、銀メダルを獲得した日本男子の鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)と佐藤駿(エームサービス・明大)が9日、取材に応じて現在の状態を語った。 表彰台はザラザラとしたアスファルトのような表面がむき出しになっており、刃の表面が一時、大きく傷ついた。「表彰台に上がる前から、この素材大丈夫かなという感じだったけど、実際に降りた時に、少し刃こぼれしている感覚があった」と鍵山。佐藤も「横滑りするな、という感じがあって研磨をしてもらったけど、今日の最初の方もあったので。今からまたちょっと、やろうと思います」と影響を語った。
選手からの声を受け、日本連盟は急きょ対応。この日の早朝、スケート靴工房を訪れ、表彰台に上がった選手全員分の研磨を、佐藤を指導する日下匡力コーチが行ったという。研磨後、リンクにおりて調整した鍵山は「エッジの感覚を確かめながら、いつも通りの練習ができた。何もストレスもなく、試合に挑めそう」とコメント。佐藤はこの日、武器の大技、4回転ルッツなどを着氷させていたが、終了間際に靴の感覚を日下コーチに伝える様子も見られた。翌日にSPを控える中だが「恐らく大丈夫だと思う。気にせず、自分の滑りを頑張る」と前を向いた。
通常、国際連盟(ISU)が行う国際大会などでは表彰台にラバーマットなどが敷かれるが、五輪は組織委員会が管轄。竹内洋輔強化部長は「通常なら当たり前の対応が、なされないリスクは十分にある」と説明した。靴のメンテナンスのプロでもある日下コーチには、事前に同様な事態を想定した相談しており、最終種目の女子まで帯同してもらう予定だという。男子SPで佐藤は現地時間の午後10時5分、鍵山が10時37分登場予定。佐藤は「いつもと乗っている感覚がちょっと違うので、それを明日までに直したい」と見据えた。