広島のサンドロ・ファビアン外野手(27)とエレフリス・モンテロ内野手(27)が助っ人対談を行った。来日2年目となる仲良…
広島のサンドロ・ファビアン外野手(27)とエレフリス・モンテロ内野手(27)が助っ人対談を行った。来日2年目となる仲良しドミニカンコンビ。野球の話題、互いへの本音、ファンへの思いなど息の合った掛け合いを披露した。“ファビモン”の愛称で親しまれる2人の笑顔あふれるトークをお楽しみください。
◇ ◇
-ここまでのキャンプを振り返って。
モンテロ(以下モン)「本当にいい感じだね。ポジティブにスタートできているし、第2クールまでしっかり追い込めているよ」
ファビアン(以下ファビ)「僕は寒さに弱いんだけど、今年はそんなに寒くない。オフにしっかり準備できたから、バッティングも守備もいい感じで調整できているよ」
-ここからは2人の本音に迫る質問を。
ファビ「楽しそうだね!」
-お互いを動物で例えるなら。
モン「おもしろい質問だ!ファビは猫だね。ニャーニャーニャーって感じ(笑)」
ファビ「そんなことしてない!(笑)」
-なぜ猫なのか。
モン「人に乗っかったりそばに寄り添ったり、べったりくっついたりするのが好きだからね。見ていて分かるだろ?」
ファビ「モンティーはゴリラ。体、腕、足、全部が太いし、でかすぎる。ぶつかったら痛い。かっこいいゴリラだね」
モン「かっこいいゴリラなら許すよ(笑)」
-相手の能力を一つだけ手に入れることができたら何がほしいか。
ファビ「モンティーのパワーだね。とにかく遠くに飛ばすことができる。この時期にあれだけのスイングができるのは、うらやましいよ」
モン「ファビの走力がほしいね。ファビはミートもうまいし、パワーもあるけど、僕にないのは彼のスピード。あの速さがほしい」
ファビ「(日本語で)ワタシ、ハヤイヨ!」
-昨年は2人でお立ち台に2回上がった。今年は何回上がりたいか。
ファビ「お立ち台に上がれるということはチームが勝つということ。難しいけど、全試合2人でお立ち台に上がれるように活躍したいね」
モン「お立ち台はファンと勝利を共有できる最高の時間。何回でもあの景色を見たい。2人のパフォーマンスでファンを盛り上げたいね」
-来日2年目。どんなプレーを見せたいか。
モン「とにかくたくさんホームランを打ちたいね。昨年はケガもあって9本だけだった。あとは打点。1点でも多く挙げてチームに貢献したいね。ファビの方が先の打順を打つことが多くなると思うから、走者に出たファビをホームにかえしたい。しっかり走って!」
ファビ「打撃では昨季以上の成績を残したい。相手も研究してくると思うけど、それを上回りたい。あとは守備だね。もう少し失点を防ぐことができるプレーを増やしたい。得意ではないけど、一生懸命ボールを追いかけるよ。モンティーと2人で優勝に導けるように、ベストを尽くすことを約束するよ」
-昨季1番印象に残っている一打は。
ファビ「ソフトバンク戦の満塁ホームラン(※注1)かな。あの光景は忘れられない。追い込まれていたんだけど、スライダーにうまく反応できた。球場の盛り上がりも最高だったね」
モン「僕は甲子園で大竹から打った来日初ホームラン(※注2)だね。大竹にチームがずっと苦しめられていたのは知っていたから、いい投手から打てたのはうれしかったよ」
-新井監督は2人にとってどんなボスか。
モン「スペシャルな監督だと思う。勝った時も負けた時も僕ら選手と同じ表情をしている。選手と一緒に戦ってくれる。打撃についてのコミュニケーションもしっかりと取ってくれるし、心から信頼しているよ」
ファビ「僕たちの意見をしっかりと聞いて尊重してくれる。素晴らしい人格者だよ。助っ人である僕たちにプレッシャーをかけない。『できることをやってくれたらいい』という言葉はとても大事にしているよ」
-マツダスタジアムでのプレーはどんな気分か。
ファビ「素晴らしい球場だね。一番気に入っているのは、グラウンドからファンの姿がよく見えること。雰囲気が最高だね」
モン「ファビと同じだよ。マツダに来てくれるファンは素晴らしい。勝っていても負けていても、パワフルな声援を送ってくれる。昨年、野球をやってきて初めて経験する歓声を浴びて感動した。自分の名前を呼んでくれるのはありがたい」
-お互いのここだけは直してほしいと思うところは。
ファビ「ん~特にないかな。カンペキ。真面目に練習するし、『もうちょっと練習しろよ』なんて誰も言えない。本当に一生懸命、野球に取り組んでいるから素晴らしいね。能力は高い。あとは試合で結果を出すだけだね」
モン「同じだよ。僕たちはつながっているからね。改善してほしいところはないよ」
-野球を引退したらどんな人生を過ごしたいか。
モン「家族とたくさん旅行したいね。旅をして、世界を知って、文化を知りたい。家族と一緒に過ごしたいね」
ファビ「モンティーと同じ。野球が終わったら家族と長い時間を過ごすと決めているよ。たくさん旅行に行ったあとは、母国のドミニカ共和国でゆっくりしたいね」
◆サンドロ・ファビアン(Sandro Fabian)1998年3月6日生まれ、ドミニカ共和国サントドミンゴ出身。180センチ、81キロ。右投げ右打ち。外野手。ハポン中高を経て14年にジャイアンツと契約。22年レンジャースへ移籍。24年メジャーデビューも3試合出場に終わる。25年広島入りし、138試合、打率・276、17本塁打、65打点。
◆エレフリス・モンテロ(Elehuris Montero)1998年8月17日生まれ、ドミニカ共和国サントドミンゴ出身。190センチ、106キロ。右投げ右打ち。内野手。サンホセフェイアレグリア中高から14年カージナルスと契約。21年ロッキーズへトレードされる。22年メジャーデビューし、3年間で205試合で21本塁打。25年広島入りし、105試合、打率・255、9本塁打、41打点。
【広島主な助っ人コンビ】
◆ホプキンス&シェーン(75~76年)医師を目指す変わり種の3番ホプキンス、陽気なムードメーカーの6番シェーン。山本浩二、衣笠祥雄らの脇を固めた。75年にシェーンは1試合左右打席本塁打を2度記録。ホプキンスは10月15日巨人戦で、九回に優勝を決定的にする3ランを放った。
◆ライトル&ギャレット(77~79年)巧打に加え強肩好守と三拍子そろったライトルは、球団史上最高助っ人として語り継がれる。ギャレットは78年に40本塁打するなど、長打力で赤ヘル打線を支えた。