リーグラーは「もちろん、もう1本くらい滑りたかったけどね」とも語った(C)Getty Images 連日、ミラノ・コルテ…

リーグラーは「もちろん、もう1本くらい滑りたかったけどね」とも語った(C)Getty Images

 連日、ミラノ・コルティナ五輪では各競技で熱戦が展開されている。世界中から集ったトップアスリートたちのパフォーマンスが観衆を沸かせる中、スノーボード女子パラレル大回転では、オーストリアのクラウディア・リーグラーの存在も注目を集めた。

【写真】氷上と雪上のヒロインたち 冬季五輪で輝く女性アスリートを一挙紹介!

 リーグラーは今大会女子最年長となる52歳で出場し、見事に決勝進出を果たしている。現地時間2月8日の女子パラレル大回転決勝の1回戦では、2018年平昌、2022年北京と2大会連続で金メダルを獲得しているチェコのエステル・レデツカと対戦。健闘するも及ばず、ベスト16で敗退している。

 イタリアメディア『La Gazzetta dello Sport』では9日、公式サイト上でリーグラーのトピックを配信しており、その中で、競技直後でのインタビューコメントも掲載している。

 同メディアは、「オーストリアのスノーボーダーは、パラレル種目でベスト16(決勝トーナメント1回戦)敗退となったが、すでに歴史に名を刻んだ存在だ」と称えるとともに、「出場選手全体でも、男子カーリングのリチャード・ルオホネン(54歳)に次ぐ2番目の年齢」と説いている。

 競技を終えた後で、リーグラーは以下の様に心境を語った。

「予選は通ったし、その後はレデツカと当たって負けただけ。もう少し滑りたかったけどね、あはは」

 また、年齢面についての質問に対しては、「勝利はメダルを取ったときよ。でもね、世界のトップ16に入った。私は自分がやったことを誇りに思っている。はっきり言うけど、私は“限界なんてない”という生きた証明。努力すれば、どんなレベルでも、年齢はもう問題じゃないの」などと返答。

 さらに、自身の過去のエピソードとして、「30歳のとき、代表コーチに“辞めろ”と言われたの。チームから追い出された」と明かすとともに、その後のキャリアも説明している。

「私は、その言葉を信じなかった。自分の中では、彼が間違っていると分かっていたから。もう一度努力して、3年後に復帰した。信じてくれたのは、私と恋人と、ひとりのコーチだけ。それで成し遂げたの。41歳で世界選手権優勝、52歳で五輪よ」

 レースを終えた直後のコメントとして他にも、「もちろん、もう1本くらい滑りたかったけどね。でもベスト16よ?悪くないわ」などの言葉が紹介されている。敗退という結果に悔しさを滲ませつつも、ベテランの大舞台に挑んだその姿は、間違いなく観るものの胸を打った。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

【関連記事】「ありがとう」日本選手団の行動に反響止まらず イタリア国内で広まる感動の声「模範にするべき」「尊敬の文化は他の国にはない」【冬季五輪】

【関連記事】「もし選ばれても次は辞退して」――涙で棄権を決断した近藤心音が怒り 心無い声に本音「私の目の前で言ってみてください」【冬季五輪】

【関連記事】「破壊力えぐい」ロコ・ソラーレ藤沢五月の“ホワイトコーデ”にネット衝撃「別人やん」「女優さんかと」【冬季五輪】