◆ミラノ五輪 ▽スピードスケート(9日、ミラノ・スピードスケート競技場) 女子1000メートルが行われ、初出場の山田梨央…

◆ミラノ五輪 ▽スピードスケート(9日、ミラノ・スピードスケート競技場)

 女子1000メートルが行われ、初出場の山田梨央(直富商事)は1分15秒16で7位だった。

 山田は信州大時代に亡くなった父への思いを胸に、初五輪のスタートラインに立った。レース後「本当は五輪という舞台を目の前で見せてあげたかったけど、逆に言えばどこからでも見れる特等席にいるようなもんじゃないかなと思って。スタートラインに立つ前に『お父さん、どこからでも見たい放題だな』って思ったら、自分の中で緊張が消えた。『見守っててね』みたいな感覚で滑り出すことができた」と明かした。

 前夜も緊張で震えが止まらずにレースを迎える夢を見るなど初代表に決まって以降、不安な気持ちと戦ってきた。だが、父に背中を押され、堂々の7位。元選手だった父は「自分に対してはあまり褒めないというか、もっとこうした方がいいんじゃないかって常に言い続けるタイプだった」という。ただ、この日は「ちょっとは褒めてもらえるかなと思います」。胸を張って五輪初レースを終えた。

 ◆山田 梨央(やまだ・りお)1997年7月10日、長野・諏訪市出身。28歳。5歳の時、両親に勧められ競技を始める。伊那西高―信州大。20年四大陸選手権1000メートル2位。24年シーズン同種目でW杯3位。憧れは小平奈緒さん。趣味はピラティス。156センチ。