<ミラノ・コルティナオリンピック(五輪):スピードスケート>◇9日◇女子1000メートル決勝◇ミラノ・スピードスケート競…
<ミラノ・コルティナオリンピック(五輪):スピードスケート>◇9日◇女子1000メートル決勝◇ミラノ・スピードスケート競技場
【ミラノ=飯岡大暉】スピードスケート女子1000メートルで、22年北京五輪金メダルの高木美帆(31=TOKIOインカラミ)が今大会のスピードスケート初の銅メダルを獲得した。18年平昌五輪の銅から、この種目で3大会連続メダルとなった。
テレビインタビューに応じた高木は「いろいろな複雑な気持ちが今、表彰式が終わった後に感じていて、表彰台に登った時に銅メダルを見て、『この色が今の私の力なんだ』と思った時にゴールした直後よりも悔しさが湧き上がってきて、ちょっと不思議な時間差がありました」と話した。
悩みながら走り続けた4年間だった。前回大会で金1、銀3の計4つのメダルを獲得。19年平昌での3つと合わせ、日本女子で夏冬通じて最多となる7個のメダルを手にした。
北京五輪後は、現役続行を即決できなかった。日本スケート連盟のナショナルチームを離れて、1人だけで1シーズンを過ごした。自分の気持ちと向き合う中で、ミラノへ向かう覚悟が固まった。
23年には「teamGOLD(チームゴールド)」を結成。
団体追い抜きでチームを組む佐藤綾乃(29=ANA)らとともに活動を始めた。スポンサーから活動資金を集め、自らスケジュールを組むなど苦労もあった。あえて厳しい道を進み、力を蓄えてきた。
今大会は最大4種目に出場する可能性が高い。次戦は14日(日本時間15日)に行われる女子団体追い抜きの1回戦を控え、15日(同16日)の500メートルへの出場も示唆している。17日(同18日)に団体追い抜き決勝、20日には1500メートルに臨む。残る3種目は、北京ですべて銀メダル。「この悔しさっていうのをもう1度、もうワンステップ上がっていけるように糧にしていきたい」。前回超えを目指す戦いが始まった。
◆高木美帆(たかぎ・みほ)1994年(平6)5月22日、北海道幕別町生まれ。兄姉の影響で5歳からスケートを始める。中3で日本スピードスケート史上最年少で10年バンクーバー五輪出場。18年平昌五輪で団体追い抜き金など3個のメダルを獲得。18年世界スピードスケート選手権総合優勝。22年北京五輪では1000メートル金など4メダルを加え、夏冬通じて五輪日本女子最多7メダルを獲得。7歳で始めたサッカーでも、U-15代表合宿に参加した腕前。165センチ。