「世紀末覇王」の異名をとったテイエムオペラオーが圧倒的な強さを誇ったのは00年だった。GI・5勝を含めて8戦8勝のパー…

「世紀末覇王」の異名をとったテイエムオペラオーが圧倒的な強さを誇ったのは00年だった。GI・5勝を含めて8戦8勝のパーフェクト。そんな1年の始動戦となった京都記念を振り返る。

 テイエムオペラオーは前年の皐月賞を鮮やかに差し切り、鞍上の和田竜二騎手とともにGI初制覇を果たした。ただ、その後は日本ダービーと京都大賞典が3着、菊花賞とステイヤーズSが2着、そして前走の有馬記念が3着。善戦するものの勝ち切れないまま、古馬初戦となる京都記念を迎えていた。

 単勝1.9倍の1番人気に推された一戦、テイエムオペラオーは近走のうっ憤を晴らすような走りを見せた。トキオアクセルがスローで逃げる中、テイエムオペラオーは中団の後ろを追走。3番人気のステイゴールドを前に見ながら、後ろに2番人気のナリタトップロードを従える形となった。レースが動いたのは3角からの坂の下り。馬群が凝縮し、テイエムオペラオーも先団に接近する。迎えた直線、馬群の外目から脚を伸ばし、残り200mでステイゴールドを交わして先頭へ。そこから外のナリタトップロードに迫られたが、勝負根性を発揮。ゴール前でグイッと前に出ると、クビ差退けて前年の皐月賞以来となる重賞3勝目をつかみ取ったのだった。

 ここからテイエムオペラオーは歴史的名馬への道を突き進んだ。残念ながら18年にこの世を去ったが、その雄姿は多くのファンの記憶に残っているはずだ。そして主戦の和田竜二騎手は今年から調教師に。天国のパートナーは、その活躍を願っているに違いない。