NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26ディビジョン3 第6節2026…

NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン3 第6節
2026年2月7日(土)13:00 Balcom BMW Stadium (広島県)
マツダスカイアクティブズ広島 40-14 ヤクルトレビンズ戸田

「もう一度、頑張ろう」を繰り返して。節目に到達した男がチームとともに目指す次の景色


50キャップという記念すべき試合でプレーヤー・オブ・ザ・マッチも受賞。マツダスカイアクティブズ広島の武田知大選手

2月7日に行われたディビジョン3第6節で武田知大は50キャップを達成。さらにプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれる活躍を見せた。

「節目の試合だったんで自分がやってきたことが出せたらいいなと思っていましたし、ホストの広島でメンバー、スタッフ、家族に見守られながら試合できることがすごく心強かったです。みんなの期待に応えたいと思って臨みましたけど、こうやって(プレーヤー・オブ・ザ・マッチの)帽子までもらえて。50キャップにプラスしてうれしいです」

武田がリーグワンで刻んできた50キャップは、フッカーのポジションに挑戦して四苦八苦しながら歩んできた努力の日々の結晶だ。

リーグワンが始まるとき、武田は自らコーチにフランカーからフッカーへのポジション転向を申し出た。バックローには外国籍選手の加入も多く、当時のチームにはフッカーのポジションが手薄だったという事情もあった。自分が生きる道を見いだすための挑戦だったが、すぐにフッカーのポジションの奥深さを知ることになる。

「いつも、自分と戦っている感じです。どれだけ練習でうまくいっても、試合のプレッシャーや環境は全然違う『これだけ練習してうまくいかないんだから、向いていないんじゃないか』。そうやって落ち込んで、『もう一回頑張ろう』って思って練習して、ちょっとうまくなってきたと思ったら、またミスをする。そのサイクルをくり返してきたし、それはいまも変わらないです」

苦労の日々を振り返る武田の表情は晴れやかだ。その日々がとても充実したものであることは間違いない。

「その中で、ちょっとずつ自分の型が見つかってきています。少しは成長してきていると思うし、ちょっとずつ自信も付いてきているかなと思います」

積み上げてきたものが、いま結果につながり始めている。個人だけでなくチームとしてもそれを感じられるから、武田は次のステージを目指している。そこに辿り着いたとき、また見える景色が変わってくるはずだから。

「D2に上がったら会社ももっと応援してくれると思うし、広島の地域の人ももっと見てくれると思います。D2に上がることでいろいろと変わると思うんで、何としてもD2に上がりたいと思っています」

(寺田弘幸)

マツダスカイアクティブズ広島


マツダスカイアクティブズ広島のダミアン・カラウナ ヘッドコーチ(右)、嘉納一千ゲームキャプテン

マツダスカイアクティブズ広島
ダミアン・カラウナ ヘッドコーチ

「とてもいい試合でした。僕たちはたくさんアタックしました。でも、ヤクルトレビンズ戸田もいいディフェンスがたくさんありました。ミスをしてしまい、相手にトライされてしまったんですけど、徐々に自分たちの良いペースに持っていけて後半はいい感じでした」

──今節から2巡目の対戦になりましたが、2巡目にテーマにしているのはどういった内容でしょうか。

「僕たちはまず、この3連戦に集中してきました。過去2試合は自分たちの思うようにプレーできませんでしたが、この3連戦を良い形で終わることができました。2巡目はほかのチームが僕たちを追いかけてくることになると思います。だから自分たちが(相手に)プレッシャーをどんどん掛け続けて、上に居続けることが大事になります」

マツダスカイアクティブズ広島
嘉納一千ゲームキャプテン

「前後半をとおしてハードワークしようということを試合前からみんなで言っていました。そこを全員がどんな状況になっても体現できたことが今回のスコアにつながったんじゃないかなと思います」

──今節から2巡目の対戦になりましたが、2巡目にテーマにしているのはどういった内容でしょうか。

「昨季は2巡目の1試合目の中国電力レッドレグリオンズとの試合で負けてしまった。その試合があったからこそ、今年のこの2巡目の1試合目に向けてチームの中でもピリピリした雰囲気がありましたし、油断というところはなかったと思います。ゲームキャプテンをやらせてもらってチームをリードするときに、すごくやりやすかったです。ここから2巡目はあと4試合あります。対戦相手の分析などもすると思いますが、しっかり自分たちがやるべきことにフォーカスしてやっていきたいなと思います」

ヤクルトレビンズ戸田


ヤクルトレビンズ戸田の河野嵩史ヘッドコーチ(左)、土井將聖 共同キャプテン

ヤクルトレビンズ戸田
河野嵩史ヘッドコーチ

「まずは、本日の試合に関わっていただいた皆さまありがとうございました。試合に関しては、今週も先週に引き続いて"基本と我慢"というところをテーマに、一番強いチームに対してどこまでできるかチャレンジしようということで臨んだ試合でした。

開始から15分間、選手はそれを体現し続けてくれました。ディフェンスのあとにトライを取ったところまでは最高の入りだったんじゃないかなと感じています。それからシンビンが2回あったり、敵陣でマイボールをキープできないシーンがあったりと、細かいミスがこの点数に表れたんじゃないかなと思っています。次節以降につながる試合だったと思いますので、細かいところを改善して必ず次節は勝ちたいと思っています」

──我慢して勝利につなげていくためには、どういうところを積み上げていきたいと思っていますか。

「ディフェンスの場面では我慢できるシーンがかなり増えています。ほぼほぼできているんじゃないかなと思うんですけど、マイボールにしたあとですね。相手が蹴ったあとのハイパントのキャッチができてなかったりとか、ペナルティを取ったあとにラインアウトやスクラムを失敗したりとか、そういったマイボールにしたあとにどうやってプレーを継続していくかというところに焦点を当ててやっていきたいなと思っています」

ヤクルトレビンズ戸田
土井將聖 共同キャプテン

「本日は会場を作っていただいた皆さま、ありがとうございました。素晴らしい環境でラグビーができたことをうれしく思います。総括としては、ヘッドコーチからもあったとおり、"基本と我慢"とチャレンジするところを今日のテーマにしてやりました。前半は本当に我慢して我慢してトライしてスコアできたところまではよかったんですけど、そのあと、我慢したあとに、勝ち切るところを今年はやっていきたいと思っています。昨年と同じではやっぱりダメだと思うので、次節以降、そこを修正して勝っていけるように取り組んでいきたいです」

──我慢して勝利につなげていくためには、どういうところを積み上げていきたいと思っていますか。

「トライしたあとの(相手の)キックオフで(自陣から)脱出するところやペナルティを取ったあとのラインアウトの精度。そういった精度を上げていかないとスコアまでつながらないのでその精度を上げていきたいです」