令和7年度奈良県高校サッカー新人大会決勝が2月7日、奈良フットボールセンターで行われ、奈良育英が奈良学園を3-0で下した…

令和7年度奈良県高校サッカー新人大会決勝が2月7日、奈良フットボールセンターで行われ、奈良育英が奈良学園を3-0で下した。2023年度から続く新人戦連覇を3年目も継続。県内における圧倒的な強さを改めて示す結果となった。

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無失点の完封勝利 奈良学園に3得点
決勝は奈良育英が前半2得点、後半1得点の計3得点を奪い、完封勝利を収めた。奈良学園に得点を許さず、県内王者としての実力を存分に発揮。危なげない試合運びで優勝を決めた。
今大会で奈良育英は安定した戦いぶりを見せた。準々決勝では畝傍に1-0で勝利し、準決勝も突破。決勝まで一度も敗れることなく、順当に頂点へ駒を進めた。
奈良学園も準決勝を勝ち上がり決勝に進出。準優勝として近畿大会出場の切符を手にしている。第3位には生駒、一条が入った。

王者の系譜 新人戦3連覇が示す圧倒的強さ
新人戦3連覇は奈良育英の圧倒的な強さを物語る。2023年度に生駒を延長の末に3-1で下して初優勝を飾ると、2024年度も畝傍との決勝を1-0で制し連覇。世代が変わっても勝ち続ける組織力が、3年連続の頂点という結果に表れた。
注目すべきは、大会ごとに異なる対戦相手を下している点だ。2023年度は生駒、2024年度は畝傍、そして今回は奈良学園。どのチームが相手でも結果を残せる総合力こそ、奈良育英の強さの源泉だろう。
選手権予選でも実績は圧倒的だ。2024年11月の第104回全国高校サッカー選手権奈良予選では山辺を4-2で下し、県史上初となる5連覇を達成。近年の奈良県高校サッカー界において、他の追随を許さない絶対的な存在として君臨し続けている。

全国の舞台でも躍進 選手権初戦突破
今シーズンの奈良育英は全国の舞台でも結果を残した。第104回全国高校サッカー選手権では、5年連続18回目の出場を果たした。1回戦では栃木代表の矢板中央と対戦。2-2で迎えたPK戦を3-2で制し、5大会ぶりとなる初戦突破を成し遂げた。
このシーズンは特別な意味を持つ。今年7月、エースで10番を背負っていた3年生の森嶋大琥さんが白血病でこの世を去った。さらに8月には2年生DFの東愛流さんが不慮の事故で他界。大きな悲しみと向き合いながら、チームは戦い続けてきた。
選手たちはベンチに2人の写真とユニフォームを置き、天国の仲間とともに戦った。新人戦3連覇という栄冠は、悲しみを乗り越え、2人の思いを胸に掴んだ勝利でもある。

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2月14日からは近畿高校サッカー選手権大会新人戦が開催される。奈良育英は奈良学園とともに近畿の舞台へ。さらなる高みを目指す戦いが始まる。