◇米国男子◇WMフェニックスオープン 最終日(8日)◇TPCスコッツデール スタジアムコース(アリゾナ州)◇7261yd…

◇米国男子◇WMフェニックスオープン 最終日(8日)◇TPCスコッツデール スタジアムコース(アリゾナ州)◇7261yd(パー71)
クリストファー・ゴッターアップはプレーオフのバーディトライを前に「ヒデキにプレッシャーをかけよう」と自らに言い聞かせた。対峙する松山英樹はティショットを池に落とした後、傾斜地のラフから3打目をピンから7mにつけている。下り傾斜への警戒を緩めずに転がしたボールがフックラインに乗り、きれいにカップへ消えた。「最高だった。あの18番ホールで試合を決めるパットを何度も見てきた。その一員になれたのは本当にクールだ」と喜びを爆発させた。

4打差11位スタートから、上がり6ホールに5バーディをまとめるなど「64」をマーク。ティショットを大きく右に曲げた正規の18番ではギャラリーロープの外、芝が踏み固められた上々のライからセカンドを打てる幸運に恵まれた。「乗せるだけのつもりだった」という130ydのショットがピンそば1mにつきバーディにつなげた。
通算16アンダーのクラブハウスリーダーとしてホールアウト。最終組の松山が17番でバーディを逃し、18番では左のフェアウェイバンカーから放ったセカンドがあごをかすめたシーンを見てプレーオフへの準備に熱が入ったという。「ヒデキが17番でバーディを獲っていたら、ほぼ決まり。リラックスして観戦していたよ」

大会2勝を誇る相手に対し、自身はこのTPCスコッツデールで過去2年とも予選落ちを喫していた。それでも、今年は初日「63」で首位発進。2日目に「71」と伸ばせなくても大会初の予選通過を決めた時点で「過去の成績はどうでも良くなった。数年前とは別の選手になったと思っている」。昨年は7月「ジェネシス スコットランドオープン」でロリー・マキロイ(北アイルランド)に競り勝ち、新シーズンでも開幕戦「ソニーオープンinハワイ」を制した。着実に積み上げた結果が自信になっている。
フェデックスカップポイントランキングでも世界ランキング1位スコッティ・シェフラーを抑えてトップを走る滑り出し。「まずコーンフェリーツアーでプレーして謙虚になって、いまもPGAツアーでみんながどれだけうまいか実感する。いまだって自分は成長途上。それでも努力を続け、自信を持ってやり続ければ、いつかこういったポジションに立てるはずだと思ってきた。(通算)4勝もしているなんて、信じられないけどね」と謙虚にレースをけん引する。(アリゾナ州スコッツデール/亀山泰宏)