◇米国男子◇WMフェニックスオープン 最終日(8日)◇TPCスコッツデール スタジアムコース(アリゾナ州)◇7261y…

久常涼は2週連続のトップ10入りも悔しさがにじんだ

◇米国男子◇WMフェニックスオープン 最終日(8日)◇TPCスコッツデール スタジアムコース(アリゾナ州)◇7261yd(パー71)

1打差2位から2週連続の優勝争いに臨んだ久常涼は、2番で早くも痛いミスが出た。フェアウェイからのウェッジショットは「大カマ、掘ったよね…」。グリーンにはじかれるように奥へとこぼれ、追いかける立場でボギーが先行した。

残り113ydは、久常にとって必ずしも得意とは言えない距離だった。それでも果敢に突っ込んだのは、団子状態の上位陣で飛び出すためにアグレッシブな仕掛けが必要と感じていたから。奥からのアプローチになってもパーは拾えると踏み、自分なりに“保険”もかけたジャッジではあった。

パッティングも決めきれず

初めてのバーディが9番と反撃に時間を要し、もどかしいプレーが続いた。同組のマイケル・トルビョンセンキム・シウー(韓国)がスコアを伸ばしていただけになおさらだ。ティショットの強みをしっかりと発揮しながら、なかなかチャンスメークできず、パッティングも決めきれない。「きょうは自分の日じゃなかった。自分に(流れを)持ってこられなかった」と唇をかんだ。

ボギー先行の苦しい流れ

上がり4ホールで2バーディを奪い返し、何とかパープレー「71」でまとめて通算12アンダー10位。キャリアベスト2位に入った前週に続くトップ10入りは序盤戦のスタートとして悪くないものの、表情は晴れない。「勝ちたかったですしね。やっぱり、スタートの時は1打差だったわけだから。しっかり伸ばさないといけない展開だった」。自らの好調な状態も踏まえれば、初タイトルの可能性を広げる戦いが終始できなかった悔しさばかり募る。

初めてのペブルビーチとリビエラへ

得たものはある。有資格者を除くフェデックスカップポイントランク上位5人の枠で2番目に入り、次週からのシグニチャーイベント(昇格大会)2連戦出場を決めた。昨季は「RBCヘリテージ」しか経験できなかったエリートフィールド入りは、年間レースで上に行くためにマストでもある。「いいスタートが切れたので、今年は(年間)トップ50ないしトップ30を狙って頑張っていきたい」。初挑戦のペブルビーチGL(AT&Tペブルビーチプロアマ)とリビエラCC(ザ・ジェネシス招待)を前に成り上がりを誓った。(アリゾナ州スコッツデール/亀山泰宏)