◇米国男子◇WMフェニックスオープン 最終日(8日)◇TPCスコッツデール スタジアムコース(アリゾナ州)◇7261y…

松山英樹はプレーオフ惜敗で大会3勝目を逃した

◇米国男子◇WMフェニックスオープン 最終日(8日)◇TPCスコッツデール スタジアムコース(アリゾナ州)◇7261yd(パー71)

プレーオフの18番、松山英樹はトップから切り返したスイングの動きを途中で無理やり止めた。ティイングエリアのうしろでギャラリーの持ち物が倒れた大きな物音に反応して仕切り直したが、左へ大きく曲げてガックリとうなだれた。1Wショットは痛恨の池ポチャ。きついつま先下がりのライからだった3打目を必死にグリーンに乗せたものの、クリストファー・ゴッターアップが8mのバーディパットを先に沈めて万事休す。相手の見事なフィニッシュをたたえるしかなかった。

最終18番で唯一のボギーを喫してプレーオフへ

2016、17年と連覇したコースで優勝争いをリードする立場ながら、ティショットで苦しみ続けた。4日間を通して「いいところはあったんですけど、悪いところが多かった」。ドローボールを打ちにいった2番は前日に続いて大きく左に曲げてアンプレヤブルを強いられた。7mのパーパットをきれいに沈めた直後、3番(パー5)では右へ。ラフからのレイアップがフェアウェイバンカーまで転がるミスも重なり、バーディを奪えなかった。

4バーディ、1ボギーの「68」で回った

4番(パー3)でチップインバーディを先行したアプローチの精度はこの日もすさまじく、5番で6.5mのパーパットを流し込んだグリーン上のパフォーマンスも安定。ただ、ショートゲームで懸命にスコアメークする間にティショットを立て直すことができなかった。

この日初めてフェアウェイを捉えたのは後半10番。サンデーバックナインのパー5で決めた2バーディも、2打目以降の技術が光った形だった。13番は右の砂地から5Wで強烈にスライスをかけて2オンしたセカンドが見事。4日間のうち3度、第1打が右に飛び出た15番も、果敢にピンの手前に落とす3打目のウェッジショットでバーディをもぎ取った。

懸命なスコアメークで「68」と伸ばしたが…

1打のリードを持って迎えた最終18番、1Wショットを左のバンカーに突っ込んで唯一のボギー。72ホールで勝負を決められず、目前だった大会最多に並ぶ3勝目を逃した。21.43%(3/14)にとどまったフェアウェイキープ率は73人中72番目で、ティショットのスコア貢献度「-3.011」というスタッツが苦しみを物語る。要所で決まったパッティングなどポジティブな要素も「(評価)できません、負けたんで」。悔しさいっぱいで次週の舞台となるペブルビーチへ向かった。(アリゾナ州スコッツデール/亀山泰宏)