<ミラノ・コルティナオリンピック(五輪):フィギュアスケート>◇団体男子フリー◇8日(日本時間9日)◇ミラノ・アイススケ…
<ミラノ・コルティナオリンピック(五輪):フィギュアスケート>◇団体男子フリー◇8日(日本時間9日)◇ミラノ・アイススケートアリーナ
【ミラノ=松本航、藤塚大輔】日本が2大会連続の銀メダルを獲得した。2連覇した米国との差は、わずか1ポイント。団体採用4大会目にして頂点に最も肉薄し、日本フィギュア界では06年トリノ五輪から6大会連続の表彰台となった。
首位米国と同点で迎えた最終種目の男子フリーでは、初出場の佐藤駿(22=エームサービス/明治大)が自己ベストの194・86点と躍動した。応援席で立ちながら見守った坂本花織(25=シスメックス)は、佐藤が最終7本目のジャンプを降りると号泣。今季限りで現役を引退する日本の大エースは、手で何度も涙を拭いながら声援を送った。ただ、直前の滑走で200・03点を出した世界選手権2連覇中のイリア・マリニン(米国)を上回ることはできず。得点発表後には健闘をたたえあう日本勢の輪の中で、佐藤も涙を浮かべていた。
前日7日(日本時間8日)の第2日を終え、順位点は首位米国と5点差の39点。この日はペアフリーで「りくりゅう」こと三浦璃来(24)木原龍一(33)組(木下グループ)が世界歴代3位の155・55点でトップに立ち、順位点で最高の10点を獲得。続く女子フリーでは坂本も全体トップの148・62点えさらに10点を上乗せし、首位米国と合計点で並んでいた。
日本は前回の22年北京大会で初の銀メダル。当初トップだったROC(ロシア・オリンピック委員会)のドーピングにより、銅メダルからの繰り上げとなった。夏季の24年パリ五輪開催中にエッフェル塔下でのメダル授与式に参加した。
今大会の日本は、銀メンバーの三浦、木原組、坂本、男子の鍵山優真(22=オリエンタルバイオ/中京大)が出場。鍵山はSPでマリニンを10点以上も上回って1位だった。男子フリーに登場した佐藤、アイスダンスでリズムダンス(RD)とフリーダンス(FD)を滑った「うたまさ」こと吉田唄菜(22)森田真沙也(22)組(木下アカデミー)の初出場組を含め、団体メンバーを構成していた。
五輪団体3大会連続出場となった坂本は「この最高のメンバーで、力を合わせて、最高の結果をつかみとれるようにフリーを頑張ります」と決意を示していたが、SPもフリーもトップで「素晴らしい経験。自信を持って堂々と帰国できる」と、個人を控えながらもチーム一丸の成績に胸を張った。
◆フィギュアスケート団体 出場10チーム。各種目1人(1組)出場の男女シングル、ペアのショートプログラム(SP)、アイスダンスのリズムダンス(RD)で予選を行い、上位5チームが決勝進出。決勝はフリー(アイスダンスはフリーダンス=FD)となり、各種目予選(1位10点、2位9点…10位1点)、決勝(1位10点…5位6点)の順位点合計を争う。4種目のうち2種目まで異なる選手(組)を起用できる。