英『BBC』によれば、ボンの状態は安定しているという(C)Getty Images 現地時間2月8日、ミラノ・コルティナ…

英『BBC』によれば、ボンの状態は安定しているという(C)Getty Images
現地時間2月8日、ミラノ・コルティナ五輪のアルペンスキー女子滑降が行なわれた。女子米国代表のリンゼイ・ボンがスタート直後に転倒し、起き上がることが出来ず、ヘリコプターで緊急搬送される事態となった。
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41歳のボンは、大会開催直前の1月30日、ワールドカップ(W杯)で転倒し左膝前十字靱帯完全断裂や半月板損傷などの重傷を負いオリンピックへの出場が絶望視されるも、強行出場を決断。賛否の声が上がる中で、負傷を押して五輪のスタートラインに立ったものの再び悲劇に見舞われた。
各国メディアもボンのアクシデントを大きく報じている。母国『USA TODAY』では、「今回の転倒は、8日前に五輪前最後のワールドカップ滑降で負った前十字靭帯(ACL)断裂とは直接関係のないものだった」として、走行時のミスによるものだったと分析する。
その上で、「五輪メダル3個を持つボンは、雪上にうつ伏せのまま動けず、苦痛の叫び声がはっきりと聞こえた。観客席からのどよめきと呻き声は、医療スタッフが処置に当たる中で、やがて衝撃の沈黙へと変わっていった。ボンは約13分間コース上に留まり、その後ヘリコプターに乗せられた」など転倒直後の様子をレポートしている。
英メディア『The Guardian』でも事態の重大さを強調する。「41歳、前十字靭帯断裂という状況で臨んだ米国スターの復帰劇。その過酷な結末は、スキーという競技の非情さをあらためて印象づけた」と評している。
また、開催国イタリアの『La Gazzetta dello Sport』でも、公式サイト上において、「コルティナに凍りつく空気――ボンが衝撃の転倒、アメリカ人スキーヤーはヘリで搬送」と題したトピックを掲載。その中では、「前十字靭帯断裂という重傷を抱えながらも出場を決断したリンゼイ・ボン。しかしスタートからわずか数秒後、彼女は雪上に倒れ込むことになった」と状況を伝えており、「コルティナにはボンの家族全員が駆けつけており、この五輪の“マスコット”的存在となっているスヌープ・ドッグも、彼女を応援するため現地にいた」と明かしている。
ボンにとって今大会は、2018年平昌大会以来となる3度目の五輪。強い覚悟とともに挑んだが、あまりにも厳しい結果となってしまった。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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