演技後に頭を抱えるマリニン(C)Getty Images 世界選手権連覇中の絶対王者の“敗北”に不安が広まった。 フィギ…

演技後に頭を抱えるマリニン(C)Getty Images
世界選手権連覇中の絶対王者の“敗北”に不安が広まった。
フィギュアスケート団体戦の男子シングル・ショートプログラム(SP)で、日本の鍵山優真が圧巻の演技を披露。10人中9番目に登場してノーミスで108.67点をマーク。見事に1位となった。
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日本のエースがパーフェクトな滑りを見せた一方で、精彩を欠いたのは、最終滑走者となったイリア・マリニン(米国)だ。「クワッド・ゴッド(4回転の神)」の異名を持つ偉才は当然1位を期待されたが、細かなミスが目立ち98.00点の2位。後方宙返り(バック宙)や片手側転などアクロバティックな技で見せ場こそ作ったが、鍵山に10点差を付けられる“完敗”となった。
マリニンの失速に米国内でも衝撃は広まっている。米放送局『WOOD-TV』は「金メダル獲得への挑戦は、結局のところそれほど容易ではないかもしれない」とし、「団体戦で日本がアメリカとの差を縮める中、マリニンはカギヤマに敗れる」と強調。演技後にリンク上で頭を抱える本人を映した写真とともに、敗北の大きさを伝えている。
また、「今日ここで発揮できたのは、自分のポテンシャルの50%に過ぎない」と試合後に語ったマリニンの言葉を伝えた米メディア『Newsweek』は、「まるで水の上を踊っているかのような完璧な演技で観客を魅了した」と鍵山の演技を絶賛。その上で「2年以上も負けていない理由を示さなければならないというプレッシャーがマリニンにはかかっていた」と氷上で絶対王者が抱いていたであろう心情を描写。そして、敗北を知った場内の微妙な雰囲気もリポートしている。
「総合得点98.00点が発表されると、観客はどこか気まずい沈黙に包まれ、普段は笑顔のマリニンも結果に明らかに不満そうな表情を浮かべた。黄金の道を歩み始めるはずだった夜、カギヤマがマリニンを圧倒し、団体戦や男子個人戦を通して続くライバル関係の始まり告げた」
もっとも、団体戦での首位に立つのはアメリカ。日本は5点差の2位につけている。果たして団体の最終日に両国の争いに変化は生まれるか。現地時間2月8日のペアと男女のフリースケーティングから目が離せない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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