2022年のドラフトでプロ入りした高卒選手たちにとって、この4年目は自身の立ち位置を確立するための正念場となる。とりわけ…

2022年のドラフトでプロ入りした高卒選手たちにとって、この4年目は自身の立ち位置を確立するための正念場となる。とりわけ注目を集める巨人・浅野 翔吾外野手(高松商出身)とソフトバンクのイヒネ・イツア内野手(誉出身)。ドラフト1位で入団した2人の「勝負の春」は対照的なスタートとなった。

 幸先の良いスタートを切ったのがイヒネだ。昨年は一軍デビューを果たし、二軍でも7月に月間MVPを獲得するなど、確かな成長を示した。迎えた春は自身初の一軍キャンプメンバーに抜擢。今年は本職の内野から外野手にも挑戦し、出場機会を求めて貪欲に可能性を広げている。選手層の厚いソフトバンクにおいて一軍定着は容易ではないが、キャンプでアピールし、飛躍に繋げようとしている。

 一方、浅野は苦しいスタートとなった。今季はキャンプ二軍スタートとなったが、5日にチーム内で負傷者が出たことで一軍に合流。しかし、6日に右ふくらはぎの肉離れを発症し、無念のキャンプ離脱が発表された。

 甲子園での鮮烈な活躍から、競合の末にドラフト1位で入団。これまで一軍で本塁打を放つなど大器の片鱗は見せているものの、レギュラー定着には至っていない。外野手は絶対的なレギュラーが不在の状況だが、同じ右打ちの外野手である松本 剛(帝京出身)がFA移籍で加入。ライバルも増える中でキャンプのアピールも重要になるだけに、悔しい故障班合流となった。

 今オフにポスティング制度を利用してブルージェイズに移籍した岡本 和真内野手(智弁学園出身)も高卒4年目に史上最年少での3割、30本、100打点を達成。その後に不動の4番として成長を遂げた姿を、浅野と重ねるファンも少なくない。まずは怪我を癒し、シーズンでの一軍定着に期待したい。