◇米国男子◇WMフェニックスオープン 3日目(7日)◇TPCスコッツデール スタジアムコース(アリゾナ州)◇7261y…

久常涼は1打差2位に後退も2週連続の優勝争い

◇米国男子◇WMフェニックスオープン 3日目(7日)◇TPCスコッツデール スタジアムコース(アリゾナ州)◇7261yd(パー71)

後半16番(パー3)、ショートアイアンで少し振り遅れたような当たりには疲労もにじんだ。久常涼は「いつも死にそうになりながらやってるから…」と笑ったが、それは文字通り必死に一打一打をプレーしている証拠。単独首位でスタートし、リスペクトしてやまない松山英樹と一緒に最終組を回ったこの日なら、なおさらだった。

1番でバーディを奪ってきた先輩にいきなり並ばれて始まった18ホール。2番でカップに蹴られる3パットボギーが先行しても、2オンした3番(パー5)ですぐに取り返した。寄せるのが難しい奥に外した4番(パー3)でも2m弱がカップをそれたが、1Wショットを気持ちよく飛ばした5番でバウンスバック。「パターがあんまりしっくり来なくて…」という序盤で後退しそうになるたび反発力を発揮してみせた。

粘り強い「70」のプレー

大ピンチは後半14番。ティショットを大きく右に曲げ、2打目をグリーン奥にこぼした。ラフからのアプローチは右手前に切られたピンまで40yd近い距離もあり、間には尾根がある難しいシチュエーション。ダイレクトに寄せにいってオーバーさせれば、砲台グリーンの傾斜を転がり落ちていく可能性もあった。

「ボギーを“獲りにいく”けど、キャディと『パーパットは打ちたいね』と話していました」。ふわりと上げて尾根の手前に落とし、右5mにつけたシーンに「一番セーフティかつ、一番寄る確率が高い。ついたところが完ぺきでした」と納得の表情を浮かべる。パーパットをしっかりと決めきるところまで会心だった。

一打一打を必死に

最終18番のボギーで松山と1打差の2位グループに後退したが、キャリア最高2位に入った「ファーマーズインシュランスオープン」に続く優勝争い。前週は最終日最終組ではあったが、首位のジャスティン・ローズ(イングランド)とは8打差のスタートだった。「今週は1打差ですし、全然チャンスはある。団子状態でスタートするだろうから、早く飛び抜けられるように」。逆転での初優勝をしっかりと見据えた。(アリゾナ州スコッツデール/亀山泰宏)