マンチェスター・ユナイテッドが止まらない。現地時間2月7日に行われたプレミアリーグ第25節、ホームのオールド・トラッフォ…
マンチェスター・ユナイテッドが止まらない。現地時間2月7日に行われたプレミアリーグ第25節、ホームのオールド・トラッフォードにトッテナムを迎えた一戦で2-0と快勝した。マイケル・キャリック暫定監督の就任後、無傷のリーグ戦4連勝。マンチェスター・ダービーでシティを制し、首位アーセナルも撃破。そして今節はトッテナムを退け、CL出場圏内の4位を堅守している。
ロメロ退場で流れ一変 ムベウモの先制弾
序盤からユナイテッドが主導権を握る展開だった。10分、カゼミーロが強烈な無回転ミドルシュートを放ち、GKヴィカーリオの好セーブを引き出す。さらにブルーノ・フェルナンデスもアマド・ディアロからのパスをダイレクトで合わせるなど、積極的にゴールへ迫った。一方のトッテナムもウドギのクロスからソランケが絡む場面を作り、徐々に深い位置への侵入を見せ始める。
試合が大きく動いたのは29分だ。トッテナムのDFクリスティアン・ロメロがカゼミーロに対し足裏でのタックルを見舞い、一発退場の判定を受けた。ロメロを欠くことになったトッテナムのフランク監督はオドベールに代えてDFドラグシンを投入し、守備的な布陣へとシフトする。
数的有利を得たユナイテッドは畳みかけた。38分、ブルーノ・フェルナンデスの左CKからデザインされたプレーが炸裂。ニアに走り込んだメイヌーがダイレクトで中央へ折り返すと、ブライアン・ムベウモがゴール右隅に冷静に流し込んだ。入念に準備されたサインプレーから生まれた、鮮やかな先制点である。
主将ブルーノが200ゴール関与に到達
後半に入ってもユナイテッドの攻勢は衰えない。ダロトやショーといったサイドバックも積極的にオーバーラップを仕掛け、ゴール前への侵入を繰り返した。枠内シュートを重ね、追加点は時間の問題に見えた。一方、10人のトッテナムもカウンターやセットプレーから粘り強く同点弾を狙い続ける。
均衡を打ち破ったのは81分だ。右サイドのダロトが鋭いアーリークロスを供給すると、ファーサイドで待ち構えていたブルーノ・フェルナンデスがワンタッチで合わせ、ネットを揺らした。このゴールにより、ブルーノはマンチェスターユナイテッド通算200ゴール関与(104得点・96アシスト)の大台に到達。加入から約6年、クラブの象徴となった主将の一撃が試合を決定づけた。
チームの結束が生む快進撃
4連勝はユナイテッドにとって2024年2月以来の記録となる。シティ、アーセナルという強豪を連破し、さらにトッテナムも下した。この結果、戦績は12勝8分5敗・勝ち点44。CL出場権の獲得へ向け、視界は良好だ。
44歳の暫定指揮官は試合後、好調の要因として「チームの結束」を挙げている。選手やスタッフ、ファンとの繋がりがこれまで以上に良好だと語り、自信を持ってピッチに立つことの大切さを強調した。目的意識を共有し、全員が同じ方向を向いている手応えがあるという。一方のトッテナムはリーグ戦7試合未勝利。CLでは決勝トーナメント進出を決めたものの、国内リーグでの低迷に歯止めがかからない状況が続く。
勢いに乗るユナイテッドの挑戦は続く。暫定という肩書きを超え、キャリック率いるチームがどこまで駆け上がるのか。オールド・トラッフォードに活気が戻りつつある。