(7日、ミラノ・コルティナ冬季オリンピック〈五輪〉スピードスケート女子3000メートル) 地元イタリア勢の金メダル第1…
(7日、ミラノ・コルティナ冬季オリンピック〈五輪〉スピードスケート女子3000メートル)
地元イタリア勢の金メダル第1号は、スピードスケートから生まれた。
女子3000メートルで、この日35歳の誕生日を迎えたフランチェスカ・ロロブリジダが五輪新記録となる3分54秒28で優勝した。
最終組の結果を見届け、金メダルが確定すると、観戦に来ていた息子に駆け寄り、抱き上げた。
「人生で最高の日、完璧な一日。息子、夫、そして家族がここで私を見守ってくれていたのだから。これこそが私が見た最高の夢」
2022年北京五輪の3000メートルで銀メダル、マススタートで銅メダルを獲得し、その翌年には出産のため一時、競技から離れている。
出産後に復帰すると、25年の世界距離別選手権では5000メートルで優勝を果たした。
「私たちは1年のうち250日以上も家を離れている。母親であることと、スケーターであることを両立させるのは、決して簡単なことではない」
今季は、本人が「最悪」と表現するほど調子が上がらず、ワールドカップで一度も表彰台に立てないまま五輪本番を迎えていた。
「地元の五輪でふがいない姿を見せるくらいなら、やめてしまいたいとさえ思った。でも、諦めることなく取り組み続け、やり遂げることができた。本当に幸せ」
会場の大歓声を浴び、こう続けた。
「この金メダルは、私を信じてくれた全ての人に捧げたい。同時に『彼女には無理だろう』と言った人たちのためのものでもある。その言葉が、自分を証明するための力になった」(松本龍三郎)