堂々とイタリア語の歌を披露したマライア(C)Getty Images 世界的な歌姫による“パフォーマンス”は批判も頂戴す…

堂々とイタリア語の歌を披露したマライア(C)Getty Images

 世界的な歌姫による“パフォーマンス”は批判も頂戴する事態となった。

 現地時間2月6日、ミラノ・コルティナ五輪の開会式が行なわれた。メイン会場となったサン・シーロスタジアムには、アメリカの世界的歌手であるマライア・キャリーさんが登場。1500万ドル(約23億7000万円)もしたというエレガントな衣装に身を包み、圧巻の歌声を披露した。

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 突然のマライアさんの登場に場内も騒然となる中、56歳の歌姫は、美声を届ける。1950年代の名曲『Nel blu dipinto di blu』を全てイタリア語で歌いきると、2025年に発表したアルバム『Here For It All』から「Nothing Is Impossible」も披露。その振る舞いにスタジアムは興奮の坩堝と化した。

 もっとも、彼女のパフォーマンスは世界的に物議を醸すものとなってもいる。というのも、イタリアでの五輪に関わらずニューヨーク出身の歌手が起用されたこと自体への不満に加え、歌唱中に口パクとも取れる場面が見られたからだった。

 英紙『The Independent』は「一部の視聴者は彼女の明らかな熱意の欠如を問題視している」とし、「ニューヨーク州ハンティントン生まれのアーティストがイタリア公演に選ばれた理由や、象徴的な高音を出すのに力を入れていないように見えたために口パクを疑う声などがさまざまに噴出した」とパフォーマンスの問題点を列挙。そして、「もっと本物の歌声を披露できた歌手はたくさんいるはずだった。明らかな口パクを少しも隠そうとしてなかったマライアは、まともに進んでいた開会式を台無しにした」と皮肉った。

 超高額ドレスに身を包んだマライアがド派手に歌い上げることで、ショーの豪華さと今大会の格式の高さを示したかったのか。しかし、「なぜアメリカ人?」と揶揄された人選を含めて世間に良い印象を与えるには至らなかったようである。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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