<ミラノ・コルティナオリンピック(五輪):フィギュアスケート>◇団体男子ショートプログラム(SP)◇7日(日本時間8日)…
<ミラノ・コルティナオリンピック(五輪):フィギュアスケート>◇団体男子ショートプログラム(SP)◇7日(日本時間8日)◇ミラノ・アイススケートアリーナ
【ミラノ7日(日本時間8日)=木下淳】涙のワケは-。男子のエースとしてショートプログラム(SP)で1位の10点を日本にもたらした鍵山優真(22=オリエンタルバイオ/中京大)が、前日に感極まった理由について明かした。
出番を翌日に控えていた前日6日は、応援に専念。日本の先陣を切ったアイスダンスの愛称「うたまさ」こと吉田唄菜(22)森田真沙也(22)組(木下アカデミー)がリズムダンス(RD)で自己ベスト69・69点に近い68・64点を記録した演技を見て、演技途中から感動の涙を流していた。
この日、最高の結果を残した後に質問されると、照れくさそうに答えた。
「唄菜ちゃんはジュニアやユース(五輪。ともに混合団体で金メダル)で一緒に頑張ってきたし、森田真沙也君もやっぱり同期ということで、すごく仲良くしているので。ずっと一緒に滑ってきた仲間がオリンピックという舞台で演技してるところを見ていたら、もう何か、演技に集中しなきゃいけないのに、いろいろな思い出がフラッシュバックしてきて、もう涙が出すぎちゃって(笑い)。さらに(坂本)花織ちゃんも泣いていて。上がってきた(リンクから戻ってきた)2人の顔を見たら、もう安心して、すごく号泣してしまいました」
自身が演技した団体2日目は、ただただ笑顔になれた。2度目の五輪。まずは団体のSPを託されて出場10人中トップとなった。自己ベストの108・77点(25年グランプリファイナル)に肉薄する108・67点をマークし、氷上でガッツポーズを連発しまくった。
得点が発表された瞬間は立ち上がって「わぁ!」と絶叫。右隣の父正和コーチと、左隣の坂本と何度も手を握り合ってハイタッチして、喜びを分かち合った。
前日の感涙で示した、団体戦への強い思いで首位米国の世界王者イリア・マリニンに完勝。アイスダンスのRDとペア、男女のSPまで終えて米国と1ポイント差の2位に押し上げた。
全3回のジャンプを美しく決めた上、世界一と称されるステップシークエンスでは出来栄え点(GOE)満点を稼ぐなど、全ジャッジの最高評価をつかんだ。