五輪棄権の決断に目を潤ませた近藤(C)Getty Images あまりに無神経な言葉に怒りがこみ上げた。 現地時間2月7…

五輪棄権の決断に目を潤ませた近藤(C)Getty Images
あまりに無神経な言葉に怒りがこみ上げた。
現地時間2月7日、ミラノ・コルティナ五輪のフリースタイルスキー女子スロープスタイル予選が行われ、日本の近藤心音は、2日前の練習中に負った左膝の前十字靱帯と内側副靱帯の損傷などのダメージにより棄権。18歳で挑んだ前回の北京五輪に続き、大会直前の負傷が原因で無念の結果となった。
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右膝前十字靭帯断裂と半月板損傷の大怪我に苛まれた北京五輪と同様に、ふたたび公式練習で悲劇に見舞われた。近藤は不屈の闘志でミラノの切符を掴んだが、予選当日の公式練習に参加する意志こそ示したが、やはり状態は回復せず……。
棄権を決断した直後のフラッシュインタビューでは「本来であれば、歩くことも不可能だった」と説明。そして、「私としては北京と同じではないと断言できる。事実をすぐに受け入れて、次に取り組むことができた心の強さもそうだし、今、膝の内部で起こっていることを理解した上で、最後までこの場にいたいという思いが消えなかった。私は逃げることもできたけど、ちゃんと皆さんにお伝えすることができる場があるなら、最後まで表に出るべきと思った。自分は強いなと思います」と話し、涙ながらに複雑な胸中を打ち明けている。
「結構、今は膝は無理をしてしまっているけど、最後まで治療とリハビリとトレーニングを朝イチからやって、そこに関しては満足がいっている。それをしたから納得して次に向かえるかなと思う」
限界まで戦おうとした。だからこそ、心無い批判に黙っていられなかった。日本時間8日、自身のインスタグラムのストーリー機能を更新した近藤は、「もし選ばれても次は辞退してくださいね」という自身に届いたというメッセージを公開。「人生で初めてのアンチです」とし、強く訴えかけている。
「私は最大限の努力を最後の最後までやり切ったので、ここまでの行動に何一つ悔いはなく、メディアの方々の前にも自分の意思で表に出て事実を伝える、自分の想いを伝えると決め、どんなに理不尽で残酷な結果も既に受け入れています。
ただ、これまでの私の生き様も競技のことも何も知らない人がこんなに酷い事を今の状況の私に投げつけてくるという、それがいくら少数だったとしても、許せないなと思います。同じことをやってみて同じ土俵に立ってからどうぞ直接私の目の前で言ってみてください」
SNSが発展し、選手とファンの距離が近くなった昨今。そんな時代だからこそ、アスリートに対する誹謗中傷は言語道断。近藤の主張はもっともである。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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