ミラノ・コルティナ五輪の開会式は3時間を超えて行われた(C)Getty Images 現地時間2月6日に行われたミラノ・…

ミラノ・コルティナ五輪の開会式は3時間を超えて行われた(C)Getty Images
現地時間2月6日に行われたミラノ・コルティナ冬季五輪の開会式が、海外で賛否を集めている。最大の論点となっているのは、その「長さ」だ。式典は3時間半近くに及び、海外メディアの間では冬季五輪としては「史上最長クラス」との受け止めが広がっている。
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華やかな演出と豪華な顔ぶれが注目を集めた一方で、「美しいが長すぎる」という評価も目立つ。映像、ダンス、音楽、ファッションと多彩な要素が次々と投入されたが、それが逆に全体像を分かりにくくしたとの指摘も出ている。
米エンタメ業界誌『Deadline』は、今回の開会式の構成面に厳しい視線を向けた。同誌は、「美しくも不可解。3時間を超え、3幕構成で行われたミラノ・コルティナ五輪の開会式は、美的演出への執着以外に一貫性を欠いていた」と評している。
また、式典の進行について、サン・シーロでの演出から始まり、複数会場を行き来しながら聖火点灯へと至る流れを振り返り、華やかさと同時に冗長さが際立ったとの見方を示した。スターの起用や演出が重なるにつれ、祝祭としての高揚感よりも、長さそのものが強く印象に残ったと分析している。
『Deadline』はさらに、今回の開会式全体を振り返り、「17日間に及ぶ大会の幕開けとして、今回の開会式は“ひたすら長いプロモーション”のようだった」と表現。視覚的な完成度や話題性は高かったものの、五輪の開幕イベントとしては過剰だったとの評価だ。
実際、海外の視聴者の反応を見ても、映像美や舞台装置を称賛する声がある一方で、「最後まで集中して見続けるのが難しい」「終盤になるにつれて疲労感が増した」といった意見が少なくない。特に後半については、盛り上がりに欠けたまま時間だけが過ぎていったとの印象を抱いた人々も多かったようだ。
過去の冬季五輪と比べても、今回の長さは際立っている。2018年平昌大会が約2時間半、2022年北京大会が約2時間だったのに対して、ミラノ・コルティナ大会は3時間を大きく超えた。こうした数字の比較からも、「史上最長クラス」という評価が強調される理由が見えてくる。
五輪の開会式は、開催国の文化や価値観を世界に発信する象徴的な舞台だ。ミラノ・コルティナ大会は、イタリアの美意識や創造性を前面に押し出した点では成功したと言える。しかし『Deadline』は、その美しさと引き換えに簡潔さを失った点を問題視しており、今回の開会式はその長さ自体が象徴的な論点として記憶される幕開けとなった。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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