◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽スノーボード(7日・リビーニョ・スノーパーク) 【リビーニョ(イタリア)5日=宮下京香】男子…
◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽スノーボード(7日・リビーニョ・スノーパーク)
【リビーニョ(イタリア)5日=宮下京香】男子ビッグエア(BA)決勝が行われ、初出場の21歳・木村葵来(きら、ムラサキスポーツ)が金メダルを獲得した。初出場の木俣椋真(ヤマゼン)も銀メダルで日本勢はワンツーフィニッシュとなった。
木村は、小学生の時にスロープスタイル(SS)が実施種目になった2014年ソチ五輪をテレビ観戦。当時の日本代表・角野友基らを始めとしたライダーたちがジャンプ台やレールなどのジブでトリックを決めたり、独創性豊かな滑りを披露する姿に「うわ~格好いい! 僕もこれやりたいな」。本格的にBAとSSに取り組む契機となった。
23―24年季にBAのW杯種目別王者に輝いたが、24―25年季から2季に渡って争うミラノ五輪代表選考レースは出遅れた。24年9月頃、技の練習中に着地でミスし、右足首の脛腓靱帯(けいひじんたい)を損傷。焦りもあったが、オフは「けがしない体」をテーマにフィジカルを強化。月に3週はリハビリと主に足腰を鍛えるトレーニングに充てた昨春に体づくりを一から見つめ直した。五輪シーズンの今季は昨年12月のBA第2戦から2戦連続の2位に入り、初の五輪切符をたぐり寄せ、初めて夢舞台に立った。
SSは16日から始まる。「きら」の名前の由来は、機動戦士ガンダムSEEDの主人公が由来だ。父がガンダム好きで「家にめっちゃプラモデルが飾ってある」という。ミラノ大会前半のBAで快挙を遂げた21歳は、後半のSSでも飛躍し、主役を演じきる。
◇木村 葵来(きむら・きら)
▽生まれとサイズ 2004年6月30日、岡山市生まれ。21歳。身長166センチ。
▽競技歴と学歴 4歳でスノーボードを始め、14年ソチ五輪を見たことを機に中学1年でSSとBAを開始。中学2年でプロ資格を取得。5歳から中学までは体操競技にも励む。23年1月に初出場したBAのW杯で3位。23~24年季はBAで種目別制覇。24年全日本選手権SSで初制覇。岡山・倉敷翠松高―中京大。
▽家族構成 両親と今季W杯SSで2位に入った弟・悠斗(17)。
▽趣味 メジャーリーグのロサンゼルス・ドジャースファン。推しは大谷翔平投手で、遠征中も配信で試合を観戦。大谷が睡眠を大切にしている記事を読めば、「僕も8時間以上は寝よう」と意識するほど。