◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽スノーボード(7日・リビーニョ・スノーパーク) 【リビーニョ(イタリア)7日=宮下京香】スノ…

◆ミラノ・コルティナ五輪 ▽スノーボード(7日・リビーニョ・スノーパーク)

 【リビーニョ(イタリア)7日=宮下京香】スノーボード男子ビッグエア(BA)で初出場の木俣椋真(ヤマゼン)が銀メダルを獲得した。初出場の21歳・木村葵来(きら、ムラサキスポーツ)が金メダルに輝いた。

 木俣がスノーボードを始めたきっかけは父・慎也さん(46)だった。木俣が3歳の時、慎也さんと訪れた岐阜・郡上市のスキー場「ダイナランド」が初めての雪山。11月で雪は多くなかったが1台だけ動いていたリフトに興味を持った。初めは父に抱っこされて滑り降りていたスノーボード。いつしか、本気で世界を目指すまでに成長した。

 前回の22年北京五輪は、あと一歩で代表入りならず。悔しさを糧に4年間を過ごした。23年世界選手権のスロープスタイル(SS)で日本男子初の表彰台となる2位に入り、25年世界選手権BAで悲願の金メダル。最終3本目に圧倒的な滑りを見せ、世界一に輝いた。

 ついにつかんだ夢舞台。「一生に一度あるかないかという舞台。とにかく楽しみたい」と胸を高鳴らせ、最高のパフォーマンスを出し切った。悔しさを乗り越えた男は、強かった。

 ◇木俣 椋真(きまた・りょうま)2002年7月24日、愛知・名古屋市生まれ。23歳。

 ▽競技歴 父の影響で3歳からスノーボードを始め、20年ユース五輪のBAで優勝。同年のW杯(米国)で2位に入るなど活躍。けがに苦しみ、その後2年間は大会で大きくふるわなかったが、23年世界選手権SSで日本男子初メダルとなる2位に入り、25年世界選手権BAで金メダルを獲得した。

 ▽競技前のルーチン 大きく深呼吸。

 ▽クールな性格 父・慎也さん(46)は「あまり表に感情を出すタイプではない。勝ったときも、喜びの表現がうまくできていないというか…」と笑う。