「阪神春季キャンプ」(7日、宜野座) デイリースポーツ担当記者が1人の選手の一日を密着マークする「密着25時」。初の宜…
「阪神春季キャンプ」(7日、宜野座)
デイリースポーツ担当記者が1人の選手の一日を密着マークする「密着25時」。初の宜野座組で汗を流す今朝丸裕喜投手(19)が登場する。具志川組だった昨年から1年。大きな成長を見せ、藤川監督の目に留まった。昨春との大きな違いに「睡眠」を挙げた高卒2年目右腕は、疲労を軽減しながら研さんを積み、今キャンプを飛躍の足掛かりにする。
今朝丸は昨年に比べ、生活に大きな変化があったという。テーマは「睡眠」だ。「去年とは睡眠時間が全然違う。疲れているというのもあるんですけど、朝が弱いので早く寝ないと寝坊が怖い(笑)」。かわいらしい一面も明かし、ちゃめっ気たっぷりに笑った。
宿舎では寝る準備を早めに整える。「毎日10時間は必ず寝ます」。1年目の具志川キャンプではケアやフォームチェックなどで時間を取り、午後10時半まで起きていたが、1年を過ごし、睡眠の重要性に気付いた。「本当は夜食とかも食べたいんですけどね…。」とこぼしながらも、充実感でいっぱいだ。
食事についても妥協はない。朝食はサラダ中心。夕食には1時間かけ、さまざまなおかずを口に運ぶ。「全部おいしいです」とキャンプならではの食事を満喫している。
この日のブルペンでは新加入の伏見を相手に41球を投じた。ストライクゾーンへの投球は27球と高い制球力を発揮。昨年から続けていた体づくりが功を奏し、下半身の安定感が増している。終了後には伏見から約3分間のアドバイスを受けるシーンもあった。「コースとかの話。あとは秘密です」と内容は伏せたが、経験豊富な捕手からの助言に腹落ちした様子だった。
恒例のキャッチボール相手である才木との関わりも、主力組が集う宜野座キャンプならではの利点だ。「才木さんには技術的なことをアドバイスいただいて印象に残っています。1軍の方々とコミュニケーションを取れるのは去年と違うところ。他にも話したい先輩はいますし、この期間はみんなと話したい」と一流の技量にも興味津々だ。
「技術的にも人間的にも良い経験をさせてもらっています。この時間を無駄にせずに進化できれば」。一切無駄のない合理的なスケジュールで駆ける1カ月は、右腕にとって大きな財産となる。