バルセロナは7日、欧州スーパーリーグ(SL)プロジェクトから正式に脱退することを発表した。欧州SLは21年4月18日、ス…

バルセロナは7日、欧州スーパーリーグ(SL)プロジェクトから正式に脱退することを発表した。

欧州SLは21年4月18日、スペインリーグのレアル・マドリード、バルセロナ、アトレチコ・マドリード、プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティー、リバプール、アーセナル、チェルシー、トットナム、セリエAのユベントス、ミラン、インテルの欧州の主要12クラブにより、創設構想が正式発表された。

これはUEFA(欧州サッカー連盟)が主催する欧州チャンピオンズリーグ(CL)などの大会に代わる、もしくは競合する大会を新設し、より多くの収入と経済的安定を保証する狙いがあった。

しかし、このプロジェクトは期待通りには進まなかった。UEFAが即座に欧州SL参加を表明したクラブに対し、将来的な主催大会への参加禁止の方針を打ち出したことや、サポーターからの猛反発などがあり、10クラブが次々と撤退。バルセロナが今回抜けたことで、残るはこのプロジェクトの主導クラブであるRマドリードだけとなった。

バルセロナはこの件に関して、「FCバルセロナは本日、欧州SLカンパニーおよび同リーグに参加していたクラブに対し、欧州SLプロジェクトからの脱退を正式に通知したことを発表します」と公式声明で伝えた。

スペイン紙アスは、バルセロナがこのタイミングで同声明を出した理由について、「明らかな会長選挙を狙った背景がある」と分析。ジョアン・ラポルタ会長が3月15日に予定されている会長選挙での再選を目指し、Rマドリードとの決別を演出したものであるとのことだ。

また、バルセロナは近年、審判買収疑惑“ネグレイラ事件”の調査にUEFAが乗り出したことで、1年間の欧州CL出場停止処分を受ける可能性があったため、ラポルタ会長が事情説明のため、UEFAのアレクサンデル・チェフェリン会長の元に向かう必要があったことや、財務問題による罰金の減額交渉を強いられたことなどがあり、UEFA寄りの立場になっていたと同紙は伝えている。(高橋智行通信員)