【リビーニョ(イタリア)7日=宮下京香】フリースタイルスキーの近藤心音(22)=オリエンタルバイオ=が7日に出場を予定…
【リビーニョ(イタリア)7日=宮下京香】フリースタイルスキーの近藤心音(22)=オリエンタルバイオ=が7日に出場を予定していたスロープスタイル(SS)予選を棄権した。5日の公式練習中にジャンプ台から飛び出した後、バランスを崩して転倒し、救急車で搬送されていた。左膝の前十字靭帯と内側側副靱帯の損傷と、半月板の骨挫傷と診断された。6日には公式練習に参加していたという。競技スタート直前に無念の決断となった。
会場では時折、涙を流した。以下は取材に応じた近藤の一問一答。
ー負傷の状況を。
「けがの名前は左膝の前十字靱帯と内側側副靭帯(じんたい)の2つの損傷と、半月板と骨挫傷を起こして、歩くことも不可能。車いすが普通。腫れた動かない足を治療、2時間ごとにリハビリ。今日なんとかこうとれを滑ることができたが、アイテムを下りる、大きなジャンプを飛んで着地する動きまではいなくて。最終的にはそれによってコースの中でヒットできないということで欠場の選択。やっぱり昨日の取材も応じることができなかった。最後まで諦めずに取り組んでみないと納得ができないと思った。けがの状況では確実に出場は不可能だろうということだった。でもどこまで取り組めるかは私の気持ち次第。自分の足で立って滑り下りることもできた時点で、最後まで出場した気持ちで終われることができたと思う」
―14日(日本時間15日)予選のビッグエア(BA)種目は?
「私はSSに全てを懸けてきた。今回も2日前に欠場して休養に専念できれば良くなっているかもしれないけど、多少無茶をしてでも最後までこの場にとどまりたい、予選を見届けたい気持ちが強かった。今はBAのことは確定的なことはいえない」
―転倒後は。
「転倒して強い痛みが走ったときに私の感覚的には何か大きなけがをしたなと感じていて。そこですぐに決めつけずに良くなることだけを考えて、一日過ごした」
―五輪という大会に緊張があったのか。
「五輪だから緊張感が高まることはなかった。普段通りの過ごし方を変えずにやってきた。今までの取り組んできたことに関して後悔はない。なので、この理不尽で残酷などうしようもできなかったという運命的なできごとにタイして、自分自身で受け入れているし、それに対してああすれば良かったとかはないですし、最後まで頑張った自分を誇りに思いたい」
―この4年間を振り返って。
「4年間を振り返ると説明できないほどたくさんのことがあった。小さなけがをたくさんしてきて、競技の場から退こうと考えたことは数え切れないほどあった。なので、ミラノまでちゃんと頑張りきったという部分は絶対に事実として消えないと思っている。そこに関してはよく頑張ったな。
―次の五輪を考えるのか。
「まだ私のスポンサーの方に直接説明ができていないので、どう発言するか迷うけど、私は五輪に関してはミラノで最後にしようと数年前から決めていたことで、そう決めて、そのぐらいの強い気持ちでここに臨んできたので、その気持ちは今も変わらないです」