【リビーニョ(イタリア)7日=宮下京香】フリースタイルスキーの近藤心音(22)=オリエンタルバイオ=が7日に出場を予定…

 【リビーニョ(イタリア)7日=宮下京香】フリースタイルスキーの近藤心音(22)=オリエンタルバイオ=が7日に出場を予定していたスロープスタイル予選を棄権した。5日の公式練習中にジャンプ台から飛び出した後、バランスを崩して転倒し、救急車で搬送されていた。左膝の前十字靭帯と内側側副靱帯の損傷と、半月板の骨挫傷と診断された。6日には公式練習に参加していたという。競技スタート直前に無念の決断となった。

 会場では時折、涙を流した。取材に応じた近藤は「理不尽で残酷だなって。出場は不可能だったけど、最後まで諦めたくなかった。ミラノ五輪が最後の五輪と決めていたので、その気持ちは変わらない」と語った。

 7日は午前9時15分開始の公式練習に参加し、第2エア(ジャンプ台)付近の雪上で足裏を確認している様子。その後、リフトに乗って上がって、本番コースを途中まで滑って確認していた。

 22年北京五輪でも公式練習で右膝を負傷し、スロープスタイル、ビッグエアと、2種目ともに無念の欠場。右膝前十字靭帯断裂、半月板損傷で手術を受けた。約10か月の離脱を経て戦列復帰。25年2月のW杯で自己最高の4位に入るなど、これまでにビッグエアと合わせて、トップ10が11度。日本女子のエースとして、今大会では五輪での同種目初となる決勝進出を目指していた。

 ◆近藤 心音(こんどう・ここね)2003年2月19日、22歳。長野・白馬村出身。父の影響で幼少期にスキーを始め、国内最大級の大会である20年FIS Oze Tokuraスロープスタイル(SS)、ビッグエア(BA)で2冠。21年SSで連覇。21年世界選手権に初出場し、SS9位、BA15位。22年北京五輪は負傷欠場。昨年2月のW杯SSで自己最高4位。通信制のNHK学園高卒。