なぜ? どうして? これを知ればミラノ・コルティナオリンピック(五輪)の観戦がもっと楽しくなる。今回は「スケート靴」の違…
なぜ? どうして? これを知ればミラノ・コルティナオリンピック(五輪)の観戦がもっと楽しくなる。今回は「スケート靴」の違いについて紹介します。
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さっそうと氷の上を駆け抜けるスピードスケートと、華麗に氷上を滑るフィギュアスケート。氷の上で激しいバトルを繰り広げるアイスホッケー。
同じ靴を履いているように見えるが、実は別物。「スケート靴」は競技ごとに、主に3種類に分かれている。
スピードスケート用は、ブーツは足首の下までと短く、動きやすい構造になっている。ブレード(刃)はブーツ部分より長く、厚さは約1ミリと薄い。氷上を滑る靴で、唯一かかと部分が外れる「スラップ」が特徴。ブレードと靴が外れる仕組みによって、かかとを上げても刃が氷に接しているため、より長く氷に力を伝えることが可能になる。
フィギュアスケート用は、ブーツはくるぶし上まで覆われ、足首が固定される。刃は約3ミリと少し厚く、長さはブーツとほぼ同じか少し長め。つま先にはジャンプの踏み切りや着氷、スピンなどを行う際に使うトーピックと呼ばれるギザギザがついている。
アイスホッケー用はブーツ部分はくるぶしの上まであり、スティックやパックなどが当たる衝撃から足やや靴そのものを守るため、革やプラスチックなどの外装が取り付けられている。氷に接するステンレス製のエッジ(刃)部分を強化プラスチックで支えており、長さは靴とほぼ同じ。小回りや後進がしやすいように、両端が上方に反った形をしている。