◇米国男子◇WMフェニックスオープン 2日目(6日)◇TPCスコッツデール スタジアムコース(アリゾナ州)◇7261y…
◇米国男子◇WMフェニックスオープン 2日目(6日)◇TPCスコッツデール スタジアムコース(アリゾナ州)◇7261yd(パー71)
金谷拓実は冷静だった。カットライン付近で一進一退の攻防を繰り返して迎えた後半13番(パー5)。フェアウェイからの2打目はグリーンを狙える状況だったが、あえて90ydほど残して3打目勝負を選択。スピンバックして2mについたウェッジショットでのチャンスメークを生かすと、力強くこぶしを握った。
名物ホールの16番(パー3)でも8Iでグリーンセンターを捉え、7mを流し込んで2連続にした。スタンドを埋めるギャラリーは立ち上がって拍手喝采。熱狂渦巻く“スタジアム”の中心で静かにキャップのひさしをつまんで応えた後は、優しくボールを放ってプレゼントした。「本当に心拍数が上がる。その中でいいショットが打てて、いいタッチでいいパットが入って、楽になりました」と笑顔で言った。
1オン可能な17番パー4で1Wショットをグリーンエッジまで運びながらバーディを逃した後、最終18番は最大の強みであるティショットを右ラフに入れる苦しい状況からパーで切り抜けた。5バーディ、2ボギーの「68」で通算3アンダー暫定37位。PGAツアー2年目の開幕戦だった3週前の「ソニーオープン」(31位)以来、3試合ぶりの予選通過が確実となった。
予選落ちが続いた直近2週も、繰り返し口にする「日々成長する」というテーマだけはブレないことを心掛けてきた。午前7時20分のトップスタートだったラウンドを振り返れば、1番もグリーン右手前から寄せワンのナイスセーブで始まっている。「(そうやって)ショートゲームのミスが少しずつ減ってきたら、もっといいプレーができる」。まさに毎日の練習の積み重ねによって得られた小さな手応えを、決勝ラウンドのプレーでも形にしたい。(アリゾナ州スコッツデール/亀山泰宏)