三浦知良が刻んできたJリーグの先発出場記録は、サッカー界の常識を超えるものだ。50歳の誕生日に開幕戦のピッチに立ち、53…
三浦知良が刻んできたJリーグの先発出場記録は、サッカー界の常識を超えるものだ。50歳の誕生日に開幕戦のピッチに立ち、53歳でJ1最年長出場記録を更新。年齢を重ねてもなお、スタメンという重責を担い続けた。
50歳の誕生日に史上初の50代Jリーガー誕生
2017年2月26日、三浦知良は自身の50歳の誕生日にJ2開幕戦・松本山雅戦で先発出場を果たした。Jリーグ史上初の50代Jリーガーの誕生だ。横浜FCのエースとして迎えた歴史的な一日。この開幕先発は、2006年以来9年ぶりのことだった。
三浦知良はこの試合について「49歳から1つしか年をとっていない。数字的なもので大した変化はない」と冷静にコメント。さらに「基礎体力と技術があれば組み合わせ次第で新しい自分が見せられる」と語り、年齢に関係なくサッカーへの情熱を燃やし続けた。
シーズン序盤は複数試合に先発。3月12日の群馬戦では50歳14日でゴールを決め、ギネス世界記録に認定される最年長得点も記録した。
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53歳でJ1復帰 13年ぶりの先発で最年長記録を8年更新
2020年9月23日、三浦知良は川崎フロンターレ戦で先発の座を掴んだ。2007年12月1日以来4680日ぶりのJ1のピッチ。53歳6カ月28日での出場は、中山雅史が持つJ1最年長出場記録45歳2カ月1日を8年以上も更新する快挙となった。
等々力陸上競技場は、1993年のJリーグ開幕時にヴェルディ川崎のエースとして初得点を挙げた思い出の地。主将マークを巻いた三浦知良は「責任を持ったプレーをする」と気合十分で臨んだ。ジェジエウとの球際では体を張り、中盤まで下がって味方のパスを引き出す献身的なプレーを見せた。
この日のスタメンには、42歳の中村俊輔、39歳の松井大輔も名を連ねた。合計「134歳トリオ」として話題を集めたが、三浦知良は試合後「みんなの力があってグラウンドに立てている」と感謝の言葉を口にした。
48歳から52歳まで続いた先発出場の軌跡
三浦知良の先発出場記録は、40代後半から50代前半まで続いた。2015年3月8日、J2開幕戦の群馬戦では48歳で9年ぶりの開幕先発を務めた。4月5日の磐田戦では48歳1カ月10日で最年長ゴール記録を更新し、海外メディアも「ミウラが日本で奇跡を起こした」と報じた。
2019年3月23日のFC岐阜戦では52歳で先発し、自身の持つJ最年長出場記録を更新。第8節も先発したが、左太ももの負傷で以降は出場機会を失った。それでも三浦知良は諦めず、11月のJ2最終節・愛媛FC戦では途中出場でチームのJ1昇格に貢献している。
プロ35年目を迎えた2020年、三浦知良は「もっとボールに関わって、好機に絡んでいきたい」と前を向いた。新たな金字塔を打ち立てた後も、すぐに未来を見据える姿勢を貫いた。
そして2026年、58歳にして1795日ぶりの先発出場が発表された。
年齢という壁を越え続ける三浦知良の挑戦に期待がかかる。