<ミラノ・コルティナオリンピック(五輪):開会式>◇6日◇ジュゼッペ・メアッツァ競技場(サンシーロ)【ミラノ=飯岡大暉、…

<ミラノ・コルティナオリンピック(五輪):開会式>◇6日◇ジュゼッペ・メアッツァ競技場(サンシーロ)

【ミラノ=飯岡大暉、木下淳】2026年ミラノ・コルティナ五輪(オリンピック)の開会式が、当地の午後8時(日本時間7日午前4時)から始まった。

サンシーロとは? 通称で、今年100周年となる1926年9月にサンシーロ地区に完成したため、そう呼ばれる。「サッカーの聖地」で、正式名称はスタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ。26年から本拠とするACミランと、同47年からのインテル・ミラノの双方に所属した名選手の功績をたたえ、その名を80年から冠している。

FIFAワールドカップ(W杯)は34年と90年に開催。特に90年大会は大改装して開幕戦を行い、計2度の大改修で芸術的なスタジアムになった。収容は約10年前まで8万18人。現在は基本7万5000人ほど。11の巨大な円柱と、赤い鉄骨で支えられた屋根が有名だ。

五輪の公式ニュースレターでは「本日、サンシーロで行われる開会式は、始まりと終わりの両方を象徴する」と紹介された。

「ミラノ市民にとってこの瞬間(開会式)は、1926年に建設され、イタリアを代表する2つのサッカークラブの本拠地となった象徴的なスタジアムへの、壮大な別れの場となる。解体が予定されていて、この地には新スタジアムが建設される。しかし『サッカー界のスカラ座』と呼ぶにふさわしい存在を、真に置き換えるものなど想像できない」

説明通り、ミラノ市は昨年9月、競技場と周辺の土地をACミランとインテル・ミラノに売却することを決定。市議会が売却を承認し、この冬季五輪が幕を閉じた後、近隣の土地に新スタジアムが建設される予定だ。

売却額は約1億9700万ユーロ(当時約340億円)で31年までの完成を目指す。その後、サンシーロは一部を除いて取り壊されて公園や商業施設となる見込みという。

大会は8競技116種目を実施。90以上の国と地域から3000人に迫る選手が出場する予定だ。日本選手は121人。冬季五輪で過去最多だった前回22年北京大会の18個を上回るメダル獲得を目指す。