11月26日、キンチョウスタジアムで行われるJXBトーナメント・セミファイナルでレギュラーシーズン1位のパナソニックインパルスに挑むIBMビッグブルー。今季は有望な新人を多数獲得しているが、新人ながら主力として出場機会を得ているのが、SF吉…

11月26日、キンチョウスタジアムで行われるJXBトーナメント・セミファイナルでレギュラーシーズン1位のパナソニックインパルスに挑むIBMビッグブルー。今季は有望な新人を多数獲得しているが、新人ながら主力として出場機会を得ているのが、SF吉村隆之(京都大)だ。

吉村の武器は思い切りの良さとハードヒットだ。11月11日のLIXILディアーズ戦は「何もできていない」と、反省しきりだったが、オープニングのキックオフカバーでLIXILの日本代表WR前田直輝(立命)のリターンを仕留めたり、ショートパスを受けたレシーバーを守備の最後列から鋭く上がってタックルして前進を許さなかったりと、随所に持ち味を発揮していた。

どんな相手に対してもヒットで勝つことに強くこだわるメンタリティーは、フットボールを始めた市立西宮高校時代に培われたものだ。

高校時代はQB兼SFとしてプレーしていた。「当時の市立西宮の攻撃はほとんどのプレーがプロIからのパワープレーだったので、前進するためにはとにかく1対1に勝つしかありませんでした。SFとしても、たとえOL相手でも当り勝つという意識を植え付けられました」

セミファイナルの相手、パナソニックインパルスは今季、リーグ随一と言っていいほどフィジカルに強いチームだ。しかし、吉村はヒット勝負から逃げるつもりはない。

「パナソニックはフィジカルに強いタフなチームですが、その部分から逃げてしまえば相手の思惑通りになってしまう。一発ヒット勝負を挑みます。相手に『嫌だな』と思われるヒットをします」

吉村は市立西宮高で学んだ『ヒットで勝つ』というフットボールの根本を体現することで、3年ぶりのJXB進出に貢献したい考えだ。

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