37歳、遅咲きの“バズ”レスラーが新王者に。最後は4メートルのハシゴの頂上で綱引き合戦となり、ライバルが真っ逆さまに落…
37歳、遅咲きの“バズ”レスラーが新王者に。最後は4メートルのハシゴの頂上で綱引き合戦となり、ライバルが真っ逆さまに落下するシーンにファンも「ミームレスラーが頂点に」「最高のエンディング」と盛り上がりを見せた。
WWEの第3ブランド「NXT」で、空位になっていたNXT王座決定戦を7人がラダーマッチで争い、ジョー・ヘンドリーが優勝。最後は約4メートルのハシゴの頂上でリッキー・セインツとの”ベルト綱引き”となり、リッキーを叩き落とし王座獲得。キャッチーな音楽ギミックでソーシャルメディアを席巻してきたスコットランド出身のベテラン・レスラーが、WWE NXTの頂点に立った。
2月3日(日本時間4日)のNXTで行われた王座決定戦で、ヘンドリーとリッキーは推定12フィート(約3.66メートル)の梯子を登りきると、ラダー頂上でタイトルを争う名物「Tug-of-War(綱引き)」となる。一度はリッキーが優位となるが、ヘンドリーの掴む手を離さず相手が宙ぶらりんの”ベルトが命綱”状態に…。最後はヘンドリーが軽く一押しすると、リッキーがロープ際に設置されたラダー目掛けて真っ逆さまに落下する壮絶エンドで幕を閉じた。
日本ではその魅力が伝わりにくいレスラーの筆頭とも言われるヘンドリーだが、ネット世代を中心に熱狂的な支持を集めてきたネタ枠のいわゆる”ミームレスラー”で、パロディ動画やオリジナルソング「I Believe in Joe Hendry」を武器に人気を拡大。この日も観客が手を挙げて一斉に「I BELIEVE」とチャントする中、ベルトを掴み取った。
ファンの反応も「大好きだ」「素晴らしい試合、ジョー・ヘンドリーの素晴らしい勝利」「なんてことだ。あの試合は最高だった」「これがスタンディングオベーションだ。おめでとう、ジョー」と勝利を祝福する声が相次いだ。一方、硬派のファンから「37歳のミームレスラーにベルトを付ける。この会社は笑える」との運営批判や、「ディオン・レノックスとリッキーがすぐそこにいたのに」と他の選手を推す失望の声も少数ながら存在したが、間違いなく多数決で「ジョー・ヘンドリー支持」が大勢を占めている。
とはいえこの勝利は、コメディ寄りと見られがちだった彼のギミックが本格派としての評価を確立する転換点となりそうだ。一時期は「バズだけで実力は二の次」との辛口な識者の声も少なくなかったが、バズの力だけでは語れない試合スキルの向上が、批評家の疑念を払拭しつつある。一部のファンからは「彼をレッスルマニアに送れ」という期待の声も聞こえるように、遅咲きの人気者ジョー・ヘンドリーが目指す次なる舞台はより大きなイベントへの道になりそうだ。
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