NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26ディビジョン3 第6節2026…

NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン3 第6節
2026年2月8日(日)13:00 久留米総合スポーツセンター陸上競技場 (福岡県)
ルリーロ福岡 vs 中国電力レッドレグリオンズ

中国電力レッドレグリオンズ(D3)


中国電力レッドレグリオンズの久保太陽選手。「自分の現状を知れるので、ディフェンスもアタックもがむしゃらに泥臭く頑張ろうと思います」

中国電力レッドレグリオンズ(以下、中国RR)の久保太陽がリーグワンで初のメンバー入りを果たした。背番号は23番。目標の舞台へと大きく近づいた。

2025年に加入した大卒ルーキーは壁に直面していた。これまで報徳学園高校でも同志社大学でもすぐに出場機会に恵まれていたが、リーグワンの舞台では開幕から試合に絡めない日々。先の見えない競争の中にいた。

「簡単じゃないと分かっていたけど、心のどこかで『自分だったらイケるかも』みたいな気持ちもありました。でも、なかなか厳しい道のりで、シーズンが始まってラグビーに対するモチベーションが難しくて、なかなか練習に身が入らない時期もありました」

バックローはポジション争いが激しく、主戦場のナンバーエイトには大黒柱のエドワード・カークが君臨。活力あふれるベテラン勢を前に、アタックを強みとする23歳は、「バックローはディフェンスの激しさと仕事量がすごい人ばかりで、自分はフィジカルもディフェンスも試合に出ている人とまだまだ張り合えないなと思っています」と課題を痛感していた。

試合はまだ遠いはずだったが、今節のルリーロ福岡戦で本人も驚きのメンバー入りを果たした。今回はチームメートの体調不良などの影響もあって急きょ訪れたチャンス。まだ壁を乗り越えたわけではない。それでも、初めて着る23番のジャージーを向上の足がかりとする。

「巡り巡ってきたチャンスなので、ここでつかめたらベストですし、課題が出ても向き合って次にいくだけなので、ポジティブに捉えています。自分の現状を知れるので、ディフェンスもアタックもがむしゃらに泥臭く頑張ろうと思います」

実戦は11月のプレシーズンマッチ以来で、「ワクワクよりも緊張が強いです」と不安はある。だが、「大学の友達や家族、会社の人も楽しみにしてくれているので、周りの応援がめっちゃ力になります」と久保。期待してくれる人たちの支え、それに10歳上の木村勇大や似たプレースタイルだった河口駿アシスタントコーチなど経験豊富な先輩たちにも背中を押された。

「何分出られるか分からないですけど、一番エネルギーが有り余っているのは僕だと思うので、一番走って、一番前に出て、与えられた時間でとにかくインパクトを残します」

今季の第5節まで終えて、久保はメンバー外が続き、チームも1分4敗と未勝利。苦しい状況に陥っていたが、明けない夜はない。中国RRの太陽が上昇のきっかけをつかみにいく。

(湊昂大)