<ミラノ・コルティナオリンピック(五輪):ジャンプ>◇5日◇女子個人ノーマルヒル公式練習◇プレダッツォ・ジャンプ競技場【…

<ミラノ・コルティナオリンピック(五輪):ジャンプ>◇5日◇女子個人ノーマルヒル公式練習◇プレダッツォ・ジャンプ競技場

【プレダッツォ5日(日本時間6日)=保坂果那】初出場の丸山希(27=北野建設)が7日女子個人ノーマルヒルで夢舞台デビューを果たす。5日にプレダッツォ・ジャンプ競技場で行われた公式練習に参加。五輪用の金色ヘルメットを着用して会場で初飛びした。今季W杯6勝を挙げ、個人総合2位につけるヒロインが、女子日本史上初の金メダル獲得に挑む。

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ニューヒロインの五輪での戦いが始まる。本番会場に登場した丸山は、金色が主色のヘルメットで飛んだ。「結構かっこいいデザイン」とお気に入り。メーカーから支給されたもので、他国にもおそろいの選手が多数がいるなか、大飛躍でひときわキラキラ輝けるか。公式練習初日は95・5メートル、96メートル、96・5メートル。「しっくりこない感じで終わってしまった」と振り返ったが、焦りはない。夢見た大舞台を楽しむ準備はできている。

2日にイタリア入りし、選手村でも日課の散歩を毎日続けて、普段どおりの生活を心がけている。大会公式マスコットキャラクター「ティナ」などの柄が入ったスヌードの購入を検討しており「すごくかわいい。買いにに行かないでください。なくなっちゃったら困るから」と呼びかけた。笑顔いっぱい。五輪の雰囲気を満喫している。

4年前の悔しさを晴らす大飛躍を披露する。前回の北京大会は開幕約3カ月半前の21年10月の試合で転倒し、左膝前十字靱帯(じんたい)を断裂して出場を逃した。「やっぱりここに来るまですごく時間も掛かったし、本当にたくさんの人に支えてもらったからこそ、この舞台に立つことができたと思う」。今大会だけを目指して駆け抜けた4年間。思い返せばあっという間だったが、まだスタートライン。ここからが勝負だ。

昨季までW杯で未勝利も、今季一気に6勝してブレーク。個人総合はニカ・プレブツ(スロベニア)に続く2位。金メダル候補に挙がる。50人中ラスト2人目が出番。「全ての方に感謝を伝えられるようなジャンプができたら」と誓った。【保坂果那】

◆丸山希(まるやま・のぞみ)1998年(平10)6月2日生まれ、長野・野沢温泉村出身。小学4年でジャンプを始める。飯山高、明大をへて21年北野建設入り。W杯は18年12月リレハンメル大会でデビューし、個人通算137戦出場、優勝6度、表彰台16度。世界選手権は19年ゼーフェルト大会から4大会連続で出場。家族は父と兄、姉。