ワリエワの指導が波紋を呼んだトゥトベリーゼ氏(C)Getty Images これまでに数多の名スケーターを輩出してきたロ…

ワリエワの指導が波紋を呼んだトゥトベリーゼ氏(C)Getty Images
これまでに数多の名スケーターを輩出してきたロシア。そんな“フィギュア大国”でも屈指の名伯楽が今冬に五輪の舞台に戻ってくる。
ついに開幕するミラノ・コルティナ五輪のフィギュアスケート競技に、ロシアの選手たちが出場する。ウクライナ侵攻の影響により、国際大会から締め出されていた同国だが、今大会から「個人の中立選手(AIN)」としての参加が認められた。
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注目を集めるのは選手たちだけではない。これまでに多くの金メダリストを育て上げてきたロシア人指導者のエテリ・トゥトベリーゼ氏が、ジョージア男子フィギュアスケートに出場するニカ・エガゼのトレーナーとして帯同する。
もっとも、“鉄の女”と評されるほどのスパルタ指導で知られる彼女の大会参加は、一部で波紋を呼んでいる。というのも、4年前の北京大会において、ドーピング違反が発覚し大騒動に発展したカミラ・ワリエワ(ロシア)を指導していたのが、他でもないトゥトベリーゼ氏だったのだ。
当時ドーピング問題に揺れ、精彩を欠いた15歳のワリエワに対して、「なぜ諦めたの? 説明しなさい!」と公衆の面前で詰問するショッキングな映像で流されるなど、トゥトベリーゼ氏の“行き過ぎ”とも言える指導は物議を醸してもいた。
当然ながら、世界反ドーピング機関(WADA)は、五輪におけるトゥトベリーゼ氏の存在を快く思っていない。現地時間2月5日、米メディア『The Athletic』などの取材に応じたヴィクトール・バンカ長官は、「我々が行った調査において、彼女(トゥトベリーゼ氏)が、ワリエワのドーピング使用に関与したという証拠は見つからなかった。だから彼女を除外する法的根拠はない」とした上で、隠しきれない本音を漏らしている。
「そもそも選手たちがどのようなコーチを付けるかは我々の監督できる問題ではない。しかし、私個人の気持ちを問われれば、彼女がオリンピックに参加することを不快に思うのは間違いない」
前回大会では、IOC(国際オリンピック委員会)のトーマス・バッハ会長からも「あまりにも冷酷な仕打ちだった」と批判されたトゥトベリーゼ氏。時に問題視される手腕は今冬の注目要素となりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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