山本はWBCでもフル回転するのか(C)Getty Images ついに、ピースが揃った。 吉田正尚(レッドソックス)の選…

山本はWBCでもフル回転するのか(C)Getty Images
ついに、ピースが揃った。
吉田正尚(レッドソックス)の選出により、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に臨む侍ジャパンのメンバーが確定した。全30人のうち、FAの菅野智之を含めると9人がMLBに所属。過去最多のメジャーリーガーを集め、連覇に挑む。
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本稿では投手陣の起用法について、少し考えてみたい。
まず、メンバーの役割分担を整理しよう。念のため、選手の順番は背番号順としているので、序列とは無関係だ。大谷翔平(ドジャース)については、かねてからの報道通り「投げない」選択肢を取ったものとする。
先発:菊池雄星、山本由伸、菅野智之
第二先発:宮城大弥、伊藤大海、種市篤暉、髙橋宏斗、曽谷龍平、北山亘基
中継ぎ・抑え:松井裕樹、大勢、平良海馬、松本裕樹、石井大智
先発はメジャーリーガー3人衆が軸になるだろう。MLBで7年のキャリアを積む菊池、ワールドシリーズMVPの山本、渡米1年目で10勝を挙げた菅野と、三者三様のスターターが並ぶ。
第二先発は所属チームで先発の軸として回っている6人。WBCは球数制限があるため、彼らがいかにイニングを食うかにかかってくる。東京での1次ラウンドは4試合あるので、この中の誰かが先発に入る。
残りの5人が中継ぎ・抑えになる。メジャーリーガーの松井を筆頭に、力のあるリリーバーが揃う。特にクローザーは決めず、流動的に継投していくのではないか。
ここからは、決勝までの先発を予想してみたい。結果は下記の通りだ。
<1次ラウンド>
3月6日 チャイニーズ・タイペイ戦 山本
3月7日 韓国戦 菊池
3月8日 オーストラリア戦 菅野
3月10日 チェコ戦 伊藤
<準々決勝〜決勝>※日付は日本時間
3月15日 準々決勝 山本
3月17日 準決勝 菊池
3月18日 決勝 菅野
決勝まで最大7試合。先発は軸の3人プラス1人で足りる。
今大会の肝は準々決勝から米国開催になること。日本の準々決勝の相手は、プールDの上位チーム。ベネズエラやドミニカ共和国が入るプールで激戦は必至だ。ここに誰を投げさせたいかに重点を置き、山本を配置した。そこから逆算すると、1次ラウンドの初戦で山本を投げさせるのがベターだ。
あとは現地点での力量等を鑑みて、残りの投手を決めていく。韓国戦と準決勝を菊池に託し、菅野にはオーストラリア戦と決勝で投げてもらう。チェコ戦は伊藤を置いているが、すでに準々決勝進出が決まっている可能性もあり、それまでに登板の少ない投手で回すことも想定される。
秘策があるとするなら、山本のフル回転だ。大会規定により、50球以上投げると中4日空けないといけないが、30〜49球なら中1日で良い。準々決勝で限りなく50球に近い球数を投じ、決勝にもスタンバイしてもらう。あのワールドシリーズを彷彿させる起用法だ。もちろん、本人の身体の状態と相談して進めてもらいたい。
日本で試合できる数が減ったことで、今大会の侍ジャパンは間違いなく茨の道を歩む。米国も投打ともに過去最強クラスのメンバーを揃えている。ライバルたちがいかに嫌がる起用をするか、そこに連覇への鍵があるのではないか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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