ブレークへのキーワードは「細野の40分」だ。23年ドラフト1位左腕の日本ハム細野晴希投手(23)が6日、沖縄・名護キャン…

ブレークへのキーワードは「細野の40分」だ。23年ドラフト1位左腕の日本ハム細野晴希投手(23)が6日、沖縄・名護キャンプでブルペン入り。新庄剛志監督(54)が見守る中で「アームアングルを下げながらやってます。ある程度、固まりつつあります」とプロ初勝利を含む3勝を挙げた昨季とは違う姿を披露した。

どれぐらい左腕の角度が下がったのか。細野は自身から見た時計の短針を例にして説明した。「(昨季までが)11時10分だったのが、10時半ぐらいになった。アームアングルを下げた方が球が強かったし、投げやすかった」。時間にして40分の差。12時間で一回りする短針で計算すると角度は20度、下げたことでボールの勢いが増した。

このフォームの変更には、エースの後押しもあった。1月にエスコンフィールドで伊藤大海投手(28)、金村尚真投手(25)、松本遼大投手(23)と合同自主トレを行った際には「周りに聞いたら同じ意見だったんで、じゃあ変えてみようかな」と決断。この日のブルペンでの最速は149キロだった。

今後は「10時半」を基準にして、さらに“時間を早める”ことも検討している。「ベースは今のところ(10時半で)変えないで、(さらに腕の角度を下げた)横からもバッターの反応を見てみたいんで、たぶんキャンプ中には何球か投げると思う。気分でちょっと下げたり、みたいな」と状況に応じてアームアングルを変える可能性も示唆。「スリークオーター、堀さんぐらいの位置(アームアングル)なんで。今もバイメカ測ってきたんですけど、横の方が球が速くて」と新たなオプションにも手応えがにじんでいる。

この日のブルペンでは変化球も一通り確認した。「実戦が近づいてきてるんで、使う変化球を。ちょっと試合を想定しながら」とカットボール、スライダー、フォーク、ツーシームを「10時半」で確認した。「細野の40分」で、3年目の大化けへつなげる。【木下大輔】