NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26ディビジョン3 第6節2026…

NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26
ディビジョン3 第6節
2026年2月7日(土)13:00 Balcom BMW Stadium (広島県)
マツダスカイアクティブズ広島 vs ヤクルトレビンズ戸田

マツダスカイアクティブズ広島(D3)


チームの愛されキャラ──マツダスカイアクティブズ広島の金山忠次選手

先輩も後輩も外国籍の選手たちも、みんながたっぷりの愛情を込めて金山忠次のことを「チュウ」と呼ぶ。

「このチームに来てから初めて『チュウ』と呼ばれています。名前の『忠次(ただつぐ)』が呼びにくいので、何かあだ名があったらいいなと思っていました。誰かが『チュウ』って呼び始めたときは違和感しかなかったですが、いまは気に入っています」

「チュウ」はみんなの人気者だ。そのキャラはずっと昔から変わらない。

「ずっとイジられ役です。高校に入ったときも、大学に入ったときも、その都度ちょっと違うキャラでいこうかなと思っていたんです。でも、“キャラ変”はできませんでした。イジられるのをありがたいと思っちゃうので。根がイジられキャラなんです」

チームに欠かせないムードメーカーの金山に、いま大きなチャンスが巡ってきている。前節のルリーロ福岡戦でスタートから出る予定だった小栁友徳がウォーミングアップ中に負傷し、急きょ金山にスタートから出場する機会が訪れた。

「今季は少ない出場時間でも自分のパフォーマンスを見せて、スタメンに選ばれたら全力でやることを決めていました。準備はしっかりできていたのですが、周りにもすごく助けられて何とか80分をやり切れた感じでしたし、後半にも強いスクラムを組める体力を付けていきたいと思いました」

あれから1週間、金山は今節のヤクルトレビンズ戸田戦でも続けて先発に名を連ねる。

「もっとアピールして定着できるように頑張っていきたいですね。自分は低いタックルが持ち味です。デカい相手にも低いタックルで入っていくことを意識していて、それを長い時間継続できるようにしたいと思っています」

そう意気込む25歳のプロップが、ラグビーに情熱を傾け続けられているのは、ずっと温かく見守ってくれている家族の存在があるからだ。

「両親は自分以上に僕のことを分かってくれていて、それに僕のことをすごく思ってくれている存在です。母はもう亡くなったのですが、一番応援してくれていた母のためにという思いがすごくあります。そして、兄のことを僕は本当に尊敬しています。面白いし、優しいし、僕は兄をずっと追い掛けてきました。もともと小学生のころに兄が野球をやっていたので僕も野球を始めたんですけど、そのあと兄がラグビーを始めたので自分もラグビーを始めたんです」

マツダスカイアクティブズ広島でチームみんなに愛され、家族を愛するプロップは、今日も大好きなラグビーに真摯に向き合っている。

(寺田弘幸)