【ミラノ6日=木下淳】2026年ミラノ・コルティナ五輪の開会式が、今日6日午後8時(日本時間7日午前4時)から、史上初め…
【ミラノ6日=木下淳】2026年ミラノ・コルティナ五輪の開会式が、今日6日午後8時(日本時間7日午前4時)から、史上初めてイタリア北部の4会場群(クラスター)で分散開催される。
氷競技の主会場ミラノ、雪競技の山岳地帯コルティナダンペッツォ、プレダッツォ、リピーニョで同時に。米歌手マライア・キャリーがイタリア語で歌唱し、当地を代表する盲目のテノール、アンドレア・ボチェッリも美声を響かせる。
式典担当責任者は16年リオデジャネイロ五輪の総監督など、夏冬3大会の開会式を任されたマルコ・バリッチ氏。クリエーティブリードとして総合演出を手がける。
日本ではNHKで生中継される開会式の予習に【トピック一覧】は次の通り。
▼会場 サッカーの聖地ジュゼッペ・メアッツァ競技場(通称サンシーロ)。世界的知名度を誇るACミランとインテル・ミラノの本拠で、セリエA公式戦などの場合、最大で約7万5000人を収容。
▼聖火 リレーは5日夜にミラノの観光名所、大聖堂ドゥオーモに到着。大会の象徴として、ミラノとコルティナの2カ所に聖火台が設置される。24年パリ大会に触発されたというミラノの聖火台は、市中心部にある「平和の門」に設置。
▼出演者 世界27カ国以上から計1340人(4会場群でパフォーマンス)
▼リハーサル 延べ700時間超(期間中に2万食の食事が提供された)
▼音楽 500人以上のミュージシャンがレコーディングに参加
▼衣装 182種類のデザインに基づいて7500メートルの生地から1400着を製作
▼美容 ヘア担当70人、メーキャップ担当110人がバックステージに従事
▼技術 無線機1000台以上、照明1000基、音響スピーカー400台が演出を支える
▼制作陣 オペラの演出家ダミアーノ・ミキエレット、作曲家アンドレア・フェッリ、アカデミー賞ノミネート経験を持つ衣装デザイナーのマッシモ・カンティーニ・パリーニら一流のクリエーティブ勢。
▼試合 8競技116種目を実施。90以上の国と地域から3000人に迫る選手が出場予定。日本選手は121人。冬季五輪で過去最多だった前回22年北京大会の18個を上回るメダル獲得を目指す。
開会式の演出として、国際オリンピック委員会(IOC)が1月31日に一部演出の最終リハーサルを行って、その模様を公開。「Bellezza(美)」と題された区分で、スカラ座アカデミーのダンサーが参加した。古典芸術の、時代を超越した「調和」(開会式テーマ)と彫刻家カノーヴァの造形美からインスパイアされた、イタリアの美と芸術遺産にささげるものとなっているという。
当日は、スカラ座のプリンシパル(最高位バレエダンサー)のクラウディオ・コビエッロとアントネッラ・アルバーノも出演する。