◇米国男子◇WMフェニックスオープン 初日(5日)◇TPCスコッツデール スタジアムコース(アリゾナ州)◇7261yd…

平田憲聖は名物ホールの16番“スタジアム”でバーディ

◇米国男子◇WMフェニックスオープン 初日(5日)◇TPCスコッツデール スタジアムコース(アリゾナ州)◇7261yd(パー71)

ホールをぐるりと取り囲むスタンドは、2日前に練習ラウンドで回った時よりギャラリーがさらに増えていた。TPCスコッツデール名物16番(パー3)の喧騒を初めて体感しながら、平田憲聖は「もっと緊張すると思ってたんですけど、意外とあんまり緊張せず…」と冷静だった。

ティイングエリアでは感じづらい風のジャッジも落ち着いたもの。「天気予報と、それまでのホール(の風向き)と、(スタンド)上のフラッグを見ながら」。155yd設定で少し右からアゲンストが入り、8番アイアンでちょうどいい距離でもあったという。しなやかなスイングで右ピンに真っすぐ飛ばし、左下2m弱のチャンスメーク。「外してたら、たぶんブーイングされてたと思う」と笑ったバーディパットもきっちり沈め、気持ちよく喝采を浴びた。

同学年の中島啓太と予選同組

同学年で同じツアールーキーの中島啓太も含めた3サムは、米下部コーンフェリーツアーでもまれた実力の一端を示す18ホールだった。前半3番(パー5)でイーグルを奪取。残り267ydから7Wの2打目を「たまたま、すごくいいキックをして寄ってくれてラッキー」と謙虚に振り返りつつ、右下2.5mを決めきった仕上げには納得がにじむ。「イーグルパットは、いいパットが打てました」

難しい風のジャッジも冷静に

6番も獲って3アンダーまで伸ばした後に風が強くなり、左からアゲンストが吹く8番で1Wショットが乱れて最初のボギー。2打目でアイアンを持つことができた後半13番のパー5でも、フォローの風とグリーンの硬さで難しい左奥のエリアに外してバーディを逃した。続く14番でボギーを喫して後退する苦しい流れ。それでも16番からの2連続バーディで再浮上して地力を示した.

昇格1年目のシーズン

スコアが比較的出やすかった午前組で出遅れることなく、「68」をマーク。3アンダー暫定13位は今季4試合目で最も良いスタートになった。「最近は初日になかなかいいフィニッシュができていなかった。そこは良かったのかな。あすの状況をまたしっかり把握して、いいジャッジをずっとしていければ」。2日目は午後1時39分ティオフの最終組。6時過ぎの日没が気になる予選ラウンドの戦いも、ルーキーとして乗り越えていかなければならない壁のひとつだ。(アリゾナ州スコッツデール/亀山泰宏)