◇米国男子◇WMフェニックスオープン 初日(5日)◇TPCスコッツデール スタジアムコース(アリゾナ州)◇7261yd…

「68」で滑り出した久常涼

◇米国男子◇WMフェニックスオープン 初日(5日)◇TPCスコッツデール スタジアムコース(アリゾナ州)◇7261yd(パー71)

ドローボールで左ピンを攻め込み、1.5mに絡めてバーディを先行した直後の13番(パー5)で久常涼に手痛いミスが出た。左サイドのフェアウェイバンカーから一度は握ったウッドを直前でアイアンに持ち替え、レイアップにプラン変更。初日の序盤、目の前のあごも警戒した手堅い選択といえたが、左の砂地にこぼしたボールはサボテンの近くに止まった。ギリギリに立って横を向くしかなかった3打目もほとんど飛ばせず、悔しいボギーを喫した。

「バカだよね…。ジャッジミス。本当に頭が抜けてた」と思わず自虐節が漏れるシーンは、前週自己最高2位に入った「ファーマーズインシュランスオープン」でもあったという。「先週もトリーパインズで180ydを左が崖(のロケーション)。それを突っ込んで、ボギーたたいてるんですよ…」

13番で手痛いミスがあったが…

イヤな記憶がよぎる形でスコアを落としても、それを取り返せる状態にある。続く14番、右セミラフからの190ydを7Iで左手前ピンの左下4mにつけた好機を逃さなかった。「奥にかまを掘らない(グリーンをオーバーさせない)ようにだけ。調子は、ずっといいから」。こともなげに笑った一打は、少し傾斜地の単純ではないライから繰り出したものだ。

名物ホール16番(パー3)で歓声を浴びた5mのチャンスメークはバーディにつなげられなかったものの、339ydと短いパー4の17番は1Wでグリーン右手前まで運んだ後のチッピングも完ぺき。後半2番からの2連続を含めて5バーディを奪った。

今のゴルフに手ごたえがある

10番スタートの第1組を回り、比較的穏やかなコンディションでプレーする時間帯も多かったラウンドをしっかりスコアにつなげた一日は「(全体的に)あまり無理せずプレーできた」と評価できるもの。アゲンストの風が強く吹いた8番で2個目のボギーも、9番でシビアなパーパットを決めきって我慢できた点が大きい。

警戒を解かず2日目へ

3アンダー「68」で暫定13位スタートは、過去2年ともカットラインに1打届かず予選落ちを喫している当地で自己ベストの滑り出しとなった。「なんせ、このコースはまだ(予選を)通ってないから。きょうもジャッジとかの問題があるだけ。状態はいいと思いますし、シンプルに考えられている」。手応えをにじませつつ、これまで跳ね返されてきたコースへの警戒は決して解かなかった。(アリゾナ州スコッツデール/亀山泰宏)